那須町長当選無効の裁決取り消し 姓名混在「疑問票」 東京高裁

2026/10/08 13:43 

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 3月の栃木県那須町長選で当選した平山幸宏町長(64)が、当選を無効とした県選挙管理委員会に裁決の取り消しを求めた訴訟で、東京高裁は8日、裁決を取り消し当選を有効とする判決を言い渡した。平山氏と次点候補の姓と名が混在した「疑問票」の扱いが問題となっていたが、裁決を取り消した判決が確定すれば、平山氏の当選は維持される。

 町長選は3人が立候補し、現職の平山氏が当初は5099票の最多得票だった。1票差の5098票で次点となった元町議の小山田典之氏(65)が再点検を求めたものの、小山田氏は2票減らし、平山氏が3票差で3選を決めた。「平山のりゆき」や「小山田ゆきひろ」と2人の姓と名が混在するなどした17票が無効とされた結果だった。

 小山田氏の不服申し立てを受けた県選管は6月、2人の名が「のりゆき」と「ゆきひろ」で語感に類似性がある▽選挙ポスターで両者が姓を強調▽記載台の氏名掲示の並びが見間違いやすい――などを理由に「疑問票」は姓が書かれた方の有効票になると判断。「平山のりゆき」など7票は平山氏の得票、「小山田ゆきひろ」の10票が小山田氏の得票とカウントした。

 他に町選管が有効とした平山氏の得票の中で、名前の欄外に「○」が記載されるなどした2票を無効とした。その結果、平山氏が5104票、小山田氏が5106票と得票数が逆転。県選管は平山氏の当選を無効とする裁決を出した。

 平山氏側は訴訟で、姓と名が混在した票の効力を判断する場合、名より姓を優先させる法的根拠は存在しないとし、姓と名が混在した票は無効とすべきだと訴えていた。【安達恒太郎】

毎日新聞

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