肥薩おれんじ鉄道、全線再開 熊本地震の鉄道不通区間が全て解消

2026/10/13 15:56 

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 7月の熊本地震で被災した第三セクター「肥薩おれんじ鉄道」(本社・熊本県八代市)は13日、全線での運行を約2カ月半(77日)ぶりに再開した。被害が大きかった熊本県内の一部区間が復旧した。九州新幹線とJR鹿児島線も既に全線で運行を再開しており、熊本地震による鉄道の不通区間はこれで全て解消した。

 肥薩おれんじ鉄道は八代市と鹿児島県薩摩川内市を結ぶ全線116・9キロ。高校生の通学などを支える地域の生活路線で、熊本地震での被害は約100カ所に上った。地震から約1週間、全線運休としたものの順次運行を再開。八代―肥後田浦(熊本県芦北町)間の23・6キロは被害が激しかったが、変形したレールの交換や傷ついたホームの補修を終えた。これに伴い、バスによる同区間の代替輸送は12日で終了した。復旧費は代替輸送費を含めて約5億5000万円の見込み。

 13日は始発から通常ダイヤで運行を開始。芦北町の高校3年、井上真緒さん(17)は地震後、自宅から八代市内の高校まで代替バスなどで2時間弱かかっていた通学時間が元の1時間に戻った。「バスへの乗り換えがなくなり、一気に楽になった。再開を待っていた」と笑顔を見せた。

 熊本地震の被災地では、九州新幹線が9月18日に熊本―新水俣(熊本県水俣市)間で、八代駅で肥薩おれんじ鉄道と接続するJR鹿児島線が10月10日に宇土(同県宇土市)―八代間でそれぞれ運行を再開している。【中村敦茂】

毎日新聞

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