井上尚弥も「さすがにびっくり」 グッドマン2度目の負傷に

2025/01/11 17:33 

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 ボクシングの大橋ジムは11日、世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者の井上尚弥の防衛戦(24日、東京・有明アリーナ)の挑戦者について、サム・グッドマン(オーストラリア)から、世界ボクシング機構(WBO)同級11位のキム・イェジョン(韓国)に変更したと発表した。グッドマンが再び負傷したため。

 井上とグッドマンの試合は当初、昨年12月24日の予定だったが、グッドマンが左目の上に裂傷を負ったため1カ月延期されていた。グッドマン陣営が発表した声明によると、今回も左目の上を切ったという。

 大橋ジムの大橋秀行会長によると、グッドマンの負傷の知らせが来たのは、11日早朝だった。大橋会長は「最終調整段階でのけがで、延期のレベルではなく、かなり大きな傷だった」と明かした。

 グッドマンとの試合が延期になった段階でキムを代役選手として調整しており、すぐに対戦相手の変更が決まった。試合については4団体の承認も得ているという。発表によると、キムの戦績は25戦21勝(13KO)2敗2分け。

 グッドマンの2度目の負傷について、大橋会長は「(井上も)今回はさすがにびっくりしていた」と説明した。試合開催まで二転三転したが「井上に勝ちに行くために(練習で)けがをしてしまったという認識だ」と述べ、グッドマン陣営を非難することはなかった。【岩壁峻】

毎日新聞

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