3回目優勝の大の里、来場所は綱取り挑戦 相撲協会審判部が見解

2025/03/23 19:39 

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 大相撲春場所千秋楽は23日、エディオンアリーナ大阪であり、東大関・大の里(24)=本名・中村泰輝、二所ノ関部屋=が平幕の高安との優勝決定戦を制し、12勝3敗で3回目の優勝を果たした。大の里は昨年九州場所での大関昇進後では初めての優勝となった。

 大の里は今場所、13日目に3敗目を喫して優勝争いから一歩後退したが、14日目に再びトップに並んだ。千秋楽は本割で琴桜との大関対決に勝ち、優勝決定戦は同じ3敗の高安を送り出しで破り、混戦を制した。

 日本相撲協会審判部は23日の取組後、大の里について夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)で横綱昇進に挑むとの見解を示した。大の里は初の綱取り挑戦となる。

 石川県出身の大の里は新潟・海洋高から日体大を経て、2023年5月の夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。24年5月の夏場所で、幕下付け出しでは最速となる初土俵から所要7場所で幕内初優勝を果たすと、この年9月の秋場所で2回目の優勝。昭和以降最速となる所要9場所で大関に昇進した。【岩壁峻】

毎日新聞

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