プロ野球のロッテは２５日、２軍施設の移転先候補を千葉県君津市に決めたと発表した。球団は２０２８年１月から新たな２軍施設の運用を始める方針。

　ロッテは１９８９年から利用する、さいたま市南区にある「ロッテ浦和球場」などの２軍施設が老朽化。これらを受け、１軍本拠地の千葉市のＺＯＺＯマリンスタジアムから車で約１時間圏内の自治体を対象に移転先を公募していた。３１自治体から応募があり、昨年９月に▽君津市▽千葉市▽茨城県取手市▽茨城県潮来市――と候補を４自治体に絞っていた。

　君津市はロッテ球団のスポンサー企業の一つが本社を置く。君津市も協力的で金銭的な支援など、条件面が評価されて選定されたとみられる。施設候補地はＪＲ君津駅から南へ約７００メートル離れた約１４ヘクタールの土地が有力となっている。【荻野公一】