日本代表元監督・ジーコさん、茨城・鹿嶋市を7年ぶりに表敬訪問

2025/05/11 11:30 

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 サッカーJ1・鹿島アントラーズ草創期に選手・指導者として活躍した元ブラジル代表のジーコさん(72)が9日、茨城県の田口伸一鹿嶋市長を表敬訪問した。名誉市民であるジーコさんの約7年ぶりの訪問を、市職員は温かい拍手で出迎えた。

 ジーコさんはブラジルなどでプレーの後、1991年にアントラーズの前身となる住友金属に入団。94年の引退後もテクニカルディレクターなどとして、Jリーグ屈指の強豪に育てた。その後2002~06年には日本代表の監督を務め、ワールドカップドイツ大会に導いた。現在はアントラーズのクラブアドバイザーを務めている。

 ジーコさんは94年に合併前の鹿島町で名誉町民に。95年9月に鹿嶋市が誕生して以後は名誉市民となった。市制30周年を記念して、ジーコ・スピリットと呼ばれる「献身・誠実・尊重」の言葉が書き込まれた額を市に贈り、「私はチームを引っ張る際、この言葉を大切にしてきた」と説明。田口市長は「私も見習って、市に貢献できるよう誠実に仕事を続けたい」と語った。

 アントラーズはここまで15試合を消化し、首位をキープしている。ジーコさんは「ここ数年の中で最も高い集中力で練習に取り組めており、それが結果につながっている。週末も大事な試合を控えており、引き続きサポートしていただけたら」と話した。【斉藤瞳】

毎日新聞

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