<もっと社会人野球>5連覇狙う北ガス 阻止するチームは? 都市対抗北海道2次予選

2025/06/27 08:00 

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 社会人野球の第96回都市対抗野球大会北海道2次予選は7月4日、札幌市の円山球場で開幕する。4チームが代表1枠をかけて争う。5年連続の代表を狙う北海道ガスが戦力、実績ともに優位に立つ。連続出場を止められるチームが現れるかも見どころだ。

 ◇名称変更のクラブチームに勢い

 北海道ガスは昨年の本大会1回戦で、NTT東日本を破って北海道勢として通算100勝を達成した。今年も投手力が充実しており、リーグ戦の中心となりそうだ。

 投手陣では、海老原丞(じょう)投手、武笠達也投手、大城祐樹投手の「3本柱」が今年も健在だ。昨年の本大会で力投した村上大芽投手に、亜細亜大のエースで最速153キロを誇る北嶋洸太投手も加わった。豊富な投手陣がそろっており、層は厚い。

 野手は高橋謙太選手、小栗研人選手ら打力のある選手がそろっている。新人でリードオフマンの菱田万尋選手の出塁が得点の鍵になる。

 5年ぶりの本大会出場を狙うJR北海道クラブは、打線が力強い。

 打力のある村北翔哉選手と石川楓雅選手は2年目で、若い力の成長が著しい。村北選手は正捕手を務め、攻守でチームをけん引する。

 投手陣はエース右腕の内沢航大投手が軸になる。2メートル近い長身から投げ込む直球は角度があって打ちづらい。投手陣で最年長の夏井康吉投手も健在で、活躍が欠かせない。

 勢いがあるのが、今季札幌ホーネッツから名称変更したクラブチームの「Feather Home HORNETS」だ。

 1次予選では日本製鉄室蘭シャークスを10―8で破り、JR北海道クラブとは、敗れたものの1点差の接戦を演じた。若手が中心のチームだが、新戦力の加入で投手、野手ともに厚みが増した。

 1次予選で敗者復活戦から勝ち上がったクラブチームのWEEDしらおいは、最後にウイン北広島に競り勝って4枠目に滑り込んだ粘りを見せられるか。【牧野大輔】

 ◇北海道2次予選の出場チーム

 北海道ガス、JR北海道クラブ、Feather Home HORNETS、WEEDしらおい

毎日新聞

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