広陵と対戦予定だった津田学園監督「残念でならない」 夏の甲子園

2025/08/10 16:39 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 第107回全国高校野球選手権大会に出場中の広陵(広島)が10日、部員による暴力事案により出場辞退を公表したことを受け、2回戦で対戦予定だった津田学園(三重)の佐川竜朗監督は大会本部を通じ、「広陵との対戦を楽しみにしていた。辞退は残念でならない」などとコメントした。

 津田学園は2回戦は不戦勝となる。佐川監督のコメントは次の通り。

 ◇津田学園・佐川竜朗監督

 監督として過去2回、夏の甲子園に出場して、2回とも2勝目の壁が破れなかったので、3回目の今回は2勝目を懸けた広陵との対戦を楽しみにしていました。

 中井哲之監督には、甲子園練習の時に「守備を普段通りにしっかりやれば2回勝てるよ」と声をかけていただき、その後の組み合わせ抽選会で、勝ち進めば広陵と当たることになったので、宿命的なものも感じていました。

 SNS(交流サイト)を通じていろいろな話が飛び交っていたのは承知していますが、選手には「グラウンドに立ったら雑念は切り離せ」と言い続け、1回戦以後は広陵をイメージした練習をしてきただけに、今回の辞退は残念でなりません。

 3回戦までは日が空くので、今夜にも選手たちに事情を説明して練習メニューを考え、「広陵戦から頭を切り替えよう」と言うつもりです。選手たちも2回戦を楽しみにしていたので、経験値が1回少ないまま3回戦を迎えるのは、やや不安もありますが、しっかり準備をしたいと考えています。

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>

写真ニュース