初戦の「屈辱」晴らす好投 躍進する王子の新戦力・樋口新 都市対抗
◇第96回都市対抗野球大会2回戦(5日・東京ドーム)
◇○春日井市・王子4―0福岡市・西部ガス●
春日井市の先発左腕・樋口新(しん)は、リベンジに燃えていた。救援で登板した1回戦は制球が定まらずに3失点を喫した。「下を向いている場合じゃない」。一段と強い気持ちで、先発のマウンドに上がった。
一回から毎回のように走者を出したが、大きく変化してストライクゾーンに収まる変化球を効果的に使い、要所を締めた。
ハイライトは2―0の五回。2死からの連打で一、三塁とされ、相手の3番打者を迎えた。内角も使って追い込んでから、「大体良いところにスライダーを投げれば抑えられる」。鋭く曲がって外角低めに収まるスライダーで見逃し三振を奪い、ピンチを脱した。
「今日は真っすぐは死んでいた」と自虐するほど直球に手応えはなかったというが、カーブやチェンジアップなど他の変化球も駆使し、142球で完封勝ち。「前回は雰囲気にのまれて自分と戦ってしまっていた。今回で少しは取り返せたかな」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
千葉経大付高から愛知工大を経て入社1年目。昨秋のドラフト会議でヤクルトから1位指名を受けた中村優斗は大学時代の同級生だ。理想は「真っすぐで勝負したい」というが、社会人では「工夫しないと勝てない」と、変化球も多く交えての投球が光る。
ルーキーの樋口と、クラブチームから加入1年目で1回戦に先発した九谷瑠(りゅう)が、投手陣の両輪として結果を残しているのが今季の春日井市だ。
「(決勝までの)5試合を戦う中で、樋口の力は欠かせない。(前回登板では失点したが)腹をくくって彼に託した」と湯浅貴博監督。チームが目指す優勝への鍵は、躍進を続ける新戦力が握っている。【吉川雄飛】
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