生涯ゴールデンスラムの車いすテニス・小田凱人選手 東海理化に凱旋

2025/10/17 16:35 

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 車いすテニス男子シングルスで4大大会とパラリンピックを全て制覇する「生涯ゴールデンスラム(GS)」を達成した愛知県一宮出身の小田凱人選手(19)が17日、所属先の東海理化(同県大口町)を訪問し、結果を報告した。

 9月に全米オープンを制し、史上最年少で生涯GSを達成。車いすの部の男女シングルス(上下肢障害を除く)で史上3人目で、男子では22年に38歳で達成した国枝慎吾さん以来の快挙となった。

 200人以上の社員に迎えられた小田選手。同社の二之夕裕美社長は「元気と笑顔を皆に与えてくれている。会社も社員も今回の達成は大変うれしい」とたたえた。小田選手は「現地までたくさん応援に来てもらい、原動力につながった。感謝している」と語った。

 来年の目標は年間グランドスラム(4大大会全制覇)と地元開催のアジア・パラリンピックでの優勝と語り、「アジパラが一番のビックイベント。多くの人に見に来てもらえるよう、全部勝つつもりで練習したい」と意気込んだ。【川瀬慎一朗】

毎日新聞

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