車いすテニス男子シングルスで４大大会とパラリンピックを全て制覇する「生涯ゴールデンスラム（ＧＳ）」を達成した小田凱人選手（１９）。所属先の東海理化（愛知県大口町）で１７日に記者会見し、今後の大きな目標として来年開催されるアジアパラリンピックでの優勝を掲げた。報道陣との主な一問一答は次の通り。【川瀬慎一朗】

　－－来年はどのような大会で結果を出したいか。

　◆次は年間グランドスラム（４大大会全制覇）。来年は（地元愛知開催の）アジア・パラリンピックがある。四つ全部取り、愛知に帰り、大会に出たい。そこで金メダルを取ると、２０２８年のロサンゼルス・パラリンピックの出場権獲得になると思う。来年はアジパラが一番のビックイベント。全部勝つつもりで練習したい。

　－－アジパラではどのような姿を地元の人に見せたいか。

　◆強い姿を見せたい。コンディションを上げピークを持ってきたい。まだ車いすテニスを見ていない人、僕の身内、いろいろな人に見に来てほしい。４大大会を全制覇すれば、アジパラは一番盛り上がる。僕より年下の人にも見てもらい少しでも刺激を与えたい。

　－－アジパラではどのようなレガシーが残れば良いか。

　◆世界基準の車いすの大会が、アジアパラを機に愛知で開かれてほしい。１週間で終わるのではなく、アジアパラでの成功から、さらに次の年、次の年と続くよう、自分の良いプレーを魅せたい。