仲間思いの主将が「開花」 優勝決めたメン 全日本女子学生剣道
学生剣道の女子団体日本一を争う第44回全日本女子学生剣道優勝大会(全日本学生剣道連盟、毎日新聞社主催)は9日、愛知・春日井市総合体育館で行われ、日体大が8大会ぶり3回目の優勝を果たした。
鹿屋体育大との決勝は5人で決着がつかず、松本開花(はるか)三段(4年・阿蘇中央)が代表戦を制した。
チームの危機を救い、頂点に導いたのは誰より仲間思いの主将だった。
鹿屋体育大との決勝は、1勝を先行された状態で5人目の大将戦に命運が託された。
日体大の大将を任された松本開花主将は「絶対負けない」と気合を入れて相手に向き合った。
試合序盤、新里知佳野監督が「流れをひっくり返してくれた」とたたえるメンを決めてリードを奪い、そのまま勝利を収めた。
土壇場で追いつき、最後はチームから選出された選手同士が、時間無制限の1本勝負で決着をつける「代表戦」にもつれこんだ。
ここで指名されたのも、再び松本主将だった。代表戦は規定の5分、延長3分間でも勝負がつかず、2度目の延長へ。疲れも緊張もあったが「狙いをしっかり持って打ち切ることができた」と再びメンを決め、優勝を決めた。
「力はあるが、結果がついてこない」(新里監督)世代だった。
松本主将も大会直前まで調子が上がらずに苦しんだが、「ギブアップする選手が出る」ほど厳しい稽古(けいこ)に打ち込んできた。乗り越えられたのは、仲間がいたからだ。
高校時代は「一人で突っ走っていた」。大学で主将になり「一人じゃだめ。みんなの先頭に立って声を掛け合って、自分に自信をつけてきた」。
優勝が決まった瞬間も「みんな、どんな表情だろう」と視線はすぐにチームメートの方へ向かった。優勝の喜びはもちろんあるが、「結果より、みんなで頑張ってきた4年間の過程が一番大事」。最高の仲間のおかげで最後に「開花」し、有終の美で学生剣道を締めくくった。【川村咲平】
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