WBC壮行試合 佐藤輝明が特大アーチで猛アピール 一回先制3ラン

2026/02/27 21:00 

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 日本のプロ野球を代表する長距離打者の自負を感じさせる特大アーチだった。佐藤輝明(阪神)が一回、右翼席に先制3ランを放った。

 1死一、二塁。マウンドの中日・柳裕也が投じた甘いカットボールを見逃さずにとらえた。決してフルスイングには見えなかったが、「いい感触でした」という打球は悠々とスタンドインした。

 試合前の打撃練習では、大谷翔平(ドジャース)、鈴木誠也(カブス)、吉田正尚(レッドソックス)の大リーグ勢がポンポンと柵越えを連発。観客が大歓声を上げる中、佐藤をはじめとする日本代表や中日の選手たちはかぶりつくように見入っていた。

 現状、佐藤は厳しい競争にさらされている。三塁が定位置だが、守備位置が重なる今後合流予定の村上宗隆(ホワイトソックス)と岡本和真(ブルージェイズ)が立ちはだかる。

 佐藤も大リーグ挑戦の希望が強く、今オフも阪神との契約更改が1月末までずれこんだ。今回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、自分の名を米球界に売り込む絶好の機会。とにもかくにも打席に立たなくてはならない。「自分自身しっかりアピールする立場だと思っているので、今日はいい結果が出て良かった」と喜んだ。

 ただ、九回に大勢(巨人)が右足がつって緊急降板した。チームはリリーフ経験者の離脱が続出しているだけにヒヤリとする場面。井端弘和監督にとっては実に悩ましい一戦だった。【岸本悠】

毎日新聞

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