皇位継承問題で高市首相が誤認か「有識者報告も男系男子限定が適切」

2026/02/27 18:12 

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 高市早苗首相は27日の衆院予算委員会で、皇位継承を巡る皇室典範改正について問われ、男系男子による継承を維持する考えを示した。「有識者会議の報告でもそうなっているが、皇統に属する男系男子に限るのが適切とされている」と紹介した上で、「政府としても、私としてもこの報告を尊重する」と述べた。

 ただ、2021年に政府の有識者会議がまとめた報告書は、皇位継承問題とは切り離した上で、喫緊の課題である皇族数確保策に限り見解をまとめている。皇位継承を男系男子に限るのが適切と記した部分はなく、首相が誤認した可能性がある。

 報告書は、天皇陛下より下の世代で唯一の男系男子である秋篠宮さまの長男悠仁さま(19)まで継承する流れを前提に、次代以降は将来の状況を踏まえて議論を深めるべきだとしている。

 皇族数確保策として①現行制度では結婚により皇族を離れる女性皇族が皇族の身分を保持する②旧宮家の血を引く男系男子を皇族の養子とする――の2案を軸に提案した。②について「養子となり皇族となる者も、皇統に属する男系の男子に限ることが適切」と記しており、木原稔官房長官は同日の記者会見で、首相答弁はこの部分を踏まえたものだったと釈明した。【野口武則】

毎日新聞

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