今西和男さん死去 広島で被爆、サッカー日本代表森保監督ら育成
広島市出身の被爆者でサッカーの選手やJリーグ広島の総監督などとして活躍した今西和男(いまにし・かずお)さんが16日、肺炎のため死去した。85歳。
1941年生まれ。4歳の時に広島市内の自宅で被爆し、左足をやけどした。被爆による体調面への影響はなく、広島・舟入高でサッカーを始め、全国選手権に出場。ディフェンダーとして活躍し、東京教育大(現筑波大)を経て、63年に東洋工業(後のマツダ、現J1広島)入りし、日本リーグで4連覇。日本代表でもプレーした。
84~92年にマツダ監督・総監督。Jリーグ創設時の広島で93~2002年に総監督を務めた。マツダ時代に、当時は日本に浸透していなかった「組織プレー」を取り入れようと、後に外国人として初の日本代表監督になるハンス・オフトさんを指導者として招へいした。自らは総監督となり、選手のスカウトにも力を入れると、高校時代は無名だった現日本代表監督の森保一さんらを発掘し、日本サッカー界のゼネラルマネジャー(GM)の元祖とも称された。
94年からは日本サッカー協会でも技術副委員長などを8年間務め、自身の被爆体験を基に、核廃絶や平和へのメッセージも発信した。
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