「完璧」ソフト山川が復帰後初HR 無駄でなかった2軍の3カ月

2026/09/11 23:07 

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 ◇○ソフトバンク11―1ロッテ●(11日・みずほペイ)

 カーンと響き渡る打球音の後、ボールはドームに美しいアーチを描いた。ソフトバンクの悩めるスラッガー山川穂高の「帰還」あいさつ代わりの一発。8日に3カ月ぶりに1軍復帰し、初本塁打だった。

 大量リードの七回。ロッテ・宮崎颯の4球目の変化球を捉えた。相手の中堅手が途中で追うのをやめるほどのアーチは打球速度180キロ、飛距離133メートル。「完璧ですね」。本人がうなずくのも納得の豪快な10号2ランだった。その弾道は、見るからに「厚み」が増した体に理由があった。

 今季は開幕から苦しんだ。打率1割台に落ち込み、同じ一塁手の正木智也の台頭もあった。6月1日に2軍降格。だが、山川はこれをチャンスと捉えた。

 昨季も納得のいくシーズンとはいかず、今季は1年を通して試合に出られるよう体重を絞って臨んだ。

 だが「満足のいく『厚み』のある打球が出せない」。2軍降格後、再び体重を増やすべく同じ沖縄出身の大宜見諒ストレングス&コンディショニングコーチと共に毎朝ウエートトレーニングに取り組んだ。「上(1軍)に居続けていたらそういう発想もなかった」。苦しい時間は、決して無駄ではなかった。

 昨年は日本シリーズで3本塁打を放つなど大舞台の勝負強さは折り紙付き。「この先もできるようにイメージしながらやっていきたい」。リーグ3連覇へまっしぐらのチームにまた一人、心強い存在が戻ってきた。【牧野大輔】

毎日新聞

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