「バースの再来」は西宮出身だった 阪神・佐藤輝明が3冠王

2026/10/08 23:04 

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 ◇○ヤクルト4―0阪神●(8日・甲子園)

 「バースの再来」。阪神に新たな外国人野手が加入するたびに、期待も込めて世間で命名される決まり文句だ。日本選手ながら「再来」と言っても過言ではないほどの活躍を見せた同じ左の強打者が、チームのお膝元・兵庫県西宮市の出身だったというのは何という巡り合わせか。最強助っ人・バースさん以来40年ぶりで球団の日本選手では初となる3冠王を、地元出身の佐藤輝明がつかんだ。「少しずつの積み重ねでここまで来られた。誇りに思います」。力強く言い切った。

 昨季は40本塁打、102打点で2冠。「(試合に入る)準備の仕方が、去年である程度分かった」と自信を深め、今季も持ち前の長打力をいかんなく発揮した。

 チーム内で本塁打王を争った森下翔太の存在も大きかっただろう。「もちろん負けたくない気持ちもある。刺激になった」と佐藤は話している。

 今季大幅に伸びたのが、これまで一度も3割を超えたことがなかった打率だ。「そこを上げるために自主トレからやってきた」と、最も手応えを得た。

 中でも光ったのが状況に応じた打撃。今季放った本塁打は39本で、そのうち得点圏は7本、22本は走者なしの場面だった。

 無理に長打を狙わなくても点が入る場面で、佐藤が軽打で得点をもたらす光景は今季何度も見られた。チームの得点にフォーカスした打撃に磨きをかけたことで、おのずと打率も上がった。

 「1年目(のシーズン)が終わって40本塁打は想像できたが、3割は全く想像できなかった。それでもこうして(3割を)超えられたので、成長できたな、と思います」。試合後、そう胸を張った背番号「8」。表情は充実感に満ちていた。【吉川雄飛】

毎日新聞

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