年末年始のおせちのトラブル 過去には「スカスカ」「偽キャビア」
通信販売大手の「ベルーナ」が、年末に到着予定だったおせち料理のうち約1万5000件を配送できなくなったと発表した。新年の食卓を華やかに彩るはずだったおせち料理。しかし、おせち料理を巡っては過去にも見本と違うものが届いたり、冷凍おせちを冷蔵で運送したりとトラブルが発生している。
ベルーナは28日夜、ホームページ上で「商品出荷準備の手配にミスがあり、商品をお届けすることができなくなったことが判明いたしました」と発表。既に代金を支払った人には返金するとしている。X(ツイッター)上では、「楽しみにしていたのに」「今になって届かないと言われても」などと落胆や困惑の声が投稿された。
おせち料理を巡るトラブルは少なくない。2011年にはインターネットの共同購入サイト「グルーポン」が販売した500セットで、「見本と違い中身がスカスカ」などと苦情が相次いだ。
消費者庁の調査では、サイト上で「キャビア」と表示していたものが実際はランプフィッシュといわれる別の魚の卵だった。「フランス産鴨(かも)」も岩手県産で、「鹿児島県産豚肉」は米国産。ほかにもニシンの昆布巻きにはワカサギを使用、カマンベールチーズはクリームチーズだった。
19年には宅配便大手「ヤマト運輸」が要冷凍のおせち料理1268個を誤って冷蔵設定のトラックで運送し、北海道の注文者に届けられなくなるトラブルも発生した。
また、20年にも茨城県筑西市のふるさと納税の返礼品のおせち料理を巡り、業者による製造が間に合わず約360件が配送中止となり、90件以上が配送遅延に。筑西市は記者会見を開き、市長が謝罪した。【木原真希】
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