中国BYD、24年販売台数は427万台 ホンダ・日産上回る見通し

2025/01/01 21:45 

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 中国自動車大手の比亜迪(BYD)は1日、2024年の世界販売台数を発表し、国内外での売れ行きが好調で前年比41・3%増の427万台だった。年間販売台数では初めてホンダや日産自動車を上回ることが確実な情勢となった。

 内訳は、乗用車425万台のうち、電気自動車(EV)が12・1%増の176万台、プラグインハイブリッド車(PHV)が72・8%増の248万台だった。海外販売台数は前年の24万台超から41万台超に増えた。10~12月の3カ月間は毎月50万台超を販売するなど、足元で急速に売り上げを伸ばしている。

 世界の自動車メーカーの23年の販売台数はBYDが10位(302万台)で、ホンダが7位(398万台)、日産が8位(337万台)だった。24年はホンダは1~11月の累計販売台数で343万台、日産は305万台となっており、12月分を加えてもBYDには及ばない可能性が高い。

 世界の自動車市場はEVシフトが進み、米テスラや中国勢の台頭で勢力図が変わりつつある。ホンダと日産は統合協議を進めており、規模拡大と合わせてEV分野などで競争力を高められるかが課題となる。

 BYDは海外展開にも力を入れており、タイやブラジル、オーストラリアなどで販売台数を伸ばしている。25年は韓国の乗用車市場にも参入する予定。世界各地でEV市場の競争がますます激しくなりそうだ。【松倉佑輔】

毎日新聞

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