NYダウ急反発、一時3100ドル高 トランプ関税「90日間停止」を好感

2025/04/10 04:01 

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 9日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が急反発し、前日終値に比べた上げ幅が一時3100ドルを超えた。トランプ米大統領が最大50%の「相互関税」について、一部の国に対し90日間停止すると発表したことが好感された。

 ダウ平均は、トランプ氏が9日に相互関税を発動したことを受け、下落して取引を始めた。下げ幅は一時300ドル超に拡大した。

 だが、その後トランプ氏は、米国に対し報復措置をとらず貿易交渉を続ける国について、相互関税を一時的に停止し10%の「一律関税」を適用すると、自らの交流サイト(SNS)に投稿。「世界経済の混乱が緩和する」との見方が広がり、一気に買い注文が膨らんだ。ダウ平均は一時4万ドルの大台を回復した。【ワシントン大久保渉】

毎日新聞

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