市川團十郎、予期せぬトラブルに機転→「ここだけの話ですけれども…」裏側明かす【万博初日】

2025/04/14 16:51 

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『飯田グループ×大阪公立大学共同出展館』パビリオンライトアップセレモニーに出席した市川團十郎 (C)ORICON NewS inc.

 歌舞伎俳優の市川團十郎白猿が13日、開幕初日を迎えた大阪・関西万博(大阪・夢洲)で『飯田グループ×大阪公立大学共同出展館』パビリオンライトアップセレモニー&トークセッションに出席した。

【写真】美しい…ライトアップされたパビリオン

 同パビリオンは伝統と進化の融合、そして持続、循環、継承、進化を象徴する「サステナブル・メビウス」をテーマにした外観デザインであり、世界最大の西陣織で包まれた建物。さらに来場者を迎えるエントランスに設置された扇子形のひさしも、「世界最大の西陣織で包まれた建物」と同時に「世界最大の扇子形の屋根」としてギネス世界記録に認定されている。

 イベントには、飯田グループホールディングス代表取締役社長の西野弘氏、大阪公立大学理事長の福島伸一氏、建築家の高松伸氏が出席。さらに特別ゲストとして、團十郎の名前を呼ばれると、客席から「成田屋!」「十三代目!」と「大向(おおむこ)」の声が響いた。

 司会から万博の思い出を聞かれた團十郎は、1970年の大阪万博はまだ生まれておらず、2005年の愛知万博は海老蔵襲名の時期と重なったことで、来場することができなかったと回想。「今回の大阪万博が私の中では初めての万博」と明かした。

 そして、ライトアップの点灯式。西野氏、福島氏、高松氏、團十郎がボタンを押すが、建物は暗いまま。司会から長時間の雨などの影響で設備に不具合があったと案内。2回目の点灯式となった。準備の間、團十郎はスタッフにマイクを求め、「もう少し時間がかかるそうなので、質問あったらどんどん皆さんに聞きましょう」と機転を聞かせた対応を見せた。

 世界最大の西陣織の建築物を作る上での苦労について聞かれ、團十郎は「ここだけの話ですけれども、1度やり直してます」と明かした。そこからマイクを受け取った西野氏は「墓場まで持っていこうと思っていた」と苦笑い。当初は西陣織の鮮やかな色合いにこだわり、薄めのコーティングにしたところ、耐久性が十分でないことが24年9月に発覚。そこから張り直し、終えたのが3月の一週目とギリギリの工程だったことを告白した。
ORICON NEWS

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