円相場、1ドル160円台半ばに下落 1年9カ月ぶりの円安水準

2026/04/30 10:38 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 29日のニューヨーク外国為替市場で対ドルの円相場が下落し、一時1ドル=160円台半ばをつけた。2024年7月以来、およそ1年9カ月ぶりの円安・ドル高水準。中東情勢の混乱長期化への懸念が強まり、「原油価格の上昇で日本の貿易赤字が拡大する」との観測から、円売りが進んだとみられる。

 トランプ米大統領は29日、米ニュースサイト「アクシオス」との電話インタビューで、核開発を巡る自らの要求をイランが受け入れるまで、米軍によるイラン港湾の封鎖を継続する考えを示した。市場ではホルムズ海峡封鎖の早期解消は見込めないとの見方が広がり、原油先物価格の指標である米国産標準油種(WTI)は大幅に上昇し、29日に一時1バレル=109ドル台の高値をつけた。

 円安進行を受け、市場では政府・日銀による円買い・ドル売り介入への警戒感も強まっている。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

経済

経済一覧>