6月上旬は不漁? スルメイカの漁獲、北海道調査で初の「ゼロ」

2026/05/29 16:00 

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 北海道立総合研究機構「函館水産試験場」は、5月20~25日に実施した日本海のスルメイカ調査で、漁獲がゼロだったと発表した。漁獲ゼロは、調査を始めた2001年以降初めて。道南のスルメイカ漁は6月1日に解禁されるが、漁期序盤は不漁となる可能性もある。

 調査は同試験場の調査船「金星丸」(151トン)で実施。例年は5地点で実施しているが、今回は観測機器の故障や悪天候のため3地点で実施できず、松前沖と青森県沖の2地点の調査にとどまった。

 調査した2地点は、イカ釣り機1台の1時間当たりの漁獲数が平均ゼロとなり、昨年同時期(0・02)や過去5年平均(0・08)を下回った。同試験場によると、ゼロの原因としては、そもそも調査が2地点しかできなかったことに加え、本州の日本海で生まれるイカの幼生そのものが少ない可能性が考えられるという。

 同試験場の富山嶺研究職員は「函館の漁業者がすぐにアプローチできる海域にスルメイカはあまり分布しておらず、6月上旬は多くの漁獲を期待できないだろう。能登半島沖では漁獲があり、スルメイカはまだ北上しきっていないと考えられる」と指摘している。【高山純二】

毎日新聞

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