円下落、一時160円台に 1カ月ぶりの円安・ドル高水準

2026/06/03 10:38 

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 3日の東京外国為替市場で対ドルの円相場が下落し、一時1ドル=160円台を付けた。160円台は為替介入前の4月末以来、約1カ月ぶりの円安・ドル高水準。米国とイランの戦闘終結に向けた協議に不透明感が漂う中、原油高による日本の貿易赤字拡大などが意識され、円売りが進んだとみられる。

 イランの精鋭軍事組織・革命防衛隊に近いタスニム通信は1日、レバノン情勢の悪化などを理由に、イラン側が仲介国を通じた米国との意見交換を中止すると報じた。これに対し、トランプ米大統領は2日、自身のソーシャルメディアで「報道は虚偽で、我々の対話は続いている」などと主張したが、先行きは見通せない。

 2日のニューヨーク市場で原油先物相場は続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)は1バレル=93ドル台で取引を終えた。ここ最近は米イラン停戦協議の合意への期待感で節目の100ドルを下回る水準で推移しているが、協議が行き詰まれば再び上昇に転じかねない。

 政府関係者によると、円相場が一時1ドル=160円台後半を付けた4月30日、政府・日銀は約1年9カ月ぶりの円買い・ドル売り介入に踏み切った。1カ月ほどで介入前の水準に接近しており、市場では再介入への警戒感が強まりそうだ。【鴨田玲奈、ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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