40年度の歳出、現在の2倍に? 内閣府描く「積極財政」の未来

2026/09/04 17:47 

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 総額143兆円超となる過去最大の概算要求を4日に発表した高市早苗政権は、2027年度を「責任ある積極財政元年」と位置付け、経済成長を目指し歳出を拡大する考えを示す。この財政を続けた場合、歳出や歳入の規模は将来どうなるのか。

 内閣府は7月30日の経済財政諮問会議で、中長期の経済財政に関する最新の試算を示した。27年度予算で始める「『強く豊かな日本』投資枠」などに、年10兆円程度支出するとの想定で、40年度までの国の一般会計予算の姿を示している。

 経済が最も成長するシナリオだと、36年度から歳出は200兆円を超え、40年度には236・5兆円程度に膨らむ。26年度当初予算(約122兆円)の2倍近い規模だ。

 40年度の歳出で最も多いのは、国の借金である国債の元本返済と利払い費を合わせた「国債費」。83・4兆円程度と歳出全体の3割超に膨らむ。このうち利払い費は54・5兆円程度だ。

 一方、経済成長に伴い税収は137・2兆円程度に増える見込み。26年度当初予算の約1・6倍だが、歳出の伸びには見劣りする。

 ある政府関係者は、歳出拡大が税収増を上回るシナリオについて「市場が高市政権の積極財政を『放漫財政』と見なさないか。そうした緊張感を常に持って対応していく必要がある」と話す。【中津川甫】

毎日新聞

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