松重豊、井之頭五郎と“同化” 胃袋の変化で「ビックリするくらい食べられるように」

2025/01/24 19:49 

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井之頭五郎と“同化”したという松重豊 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の松重豊が24日、大阪市内で開かれた「『劇映画 孤独のグルメ』お礼行脚!全国舞台挨拶キャンペーンin大阪」に登場した。

【写真】大きく手を振る松重豊

 本作は、松重が長年にわたり主演を務め人気を博してきたテレビ東京のドラマシリーズ初の映画化作品。松重自らが監督を務め、主人公の井之頭五郎が究極のスープを求めて世界を巡る姿を描いており、遠藤は作中に登場する『孤高のグルメ』で主演を務める善福寺六郎役で登場する。

 上映後、松重が登場するとファンからは歓声が。松重は映画で登場したメニューを食べられる近隣のグルメ情報を紹介。大阪の情報通な一面を見せた。

 ファンからの質問を受け付けた松重。MCからあてられたファンは歓喜の声をあげ大興奮。年齢を重ねたことによる味覚の変化について聞かれると「子どもの頃から辛いものとかも全然平気だったし、なんでも食べられたんですよ。だから、こんな仕事やってんだと思うんですけど」と語った。

 若い頃に吸っていたタバコを辞め、さらにドラマのシーズンの途中からは酒も飲まなくなったと明かし、「井之頭五郎にだんだん同化していって」と告白。「そうすると、いくらでも食べられるようになったっていうのはビックリしますよね。撮影中、スタッフがびっくりするくらい食べれちゃうんですよ。味覚が変わったっていうより、胃袋が変化したんじゃないかな」と語った。

 そして、「いろんなところで、年取って食べられなくなったんじゃないかって言われるんですけど、逆です。最近ちょっとびっくりするくらい食べれるんで、どうしようかなと考えてます」と話した。

 ドラマでは、シーズン6に大阪でのエピソードがある。松重が思い出そうとすると、観客から回答の手助けが。松重は「メダカ師匠と鉄板焼きを食べたのと、野球の下柳さんと串揚げ屋台に行ったんですよ。めちゃくちゃおいしい」と回想。また、その串揚げ屋台は配達なども行っているとし、「なにか撮影があったら絶対呼ぼうと思ってるんですけど、まだ呼べてない。おばちゃんが元気か今度、聞いてもらってよいですか?」と観客と微笑ましいやりとりを見せた。

 『孤独のグルメ』は、同名グルメ漫画(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー)が原作。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重)が、ひとりで食事を楽しむ様子が自身のモノローグと共に描かれるスタイルが、「今までのグルメ漫画には見られない!」と人気を博し、2012年1月に松重主演でテレビ東京系連続ドラマとしてシリーズ化。深夜にひっそりと放送がスタートするや、食欲をそそる料理と松重演じる五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」に多くの共感が生まれ、国内のみならず海外でも絶大な支持を得てシーズン10までシリーズを重ねる、“グルメドキュメンタリードラマの金字塔”となった。今回が初めての映画化となる。
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