マーベル新作で“尾崎首相”が話題に ワシントンの桜との意外なつながり

2025/02/23 15:17 

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アメリカ合衆国のワシントンD.C.、ポトマック河畔の桜

 公開中のマーベル・スタジオ映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』が、「日本が重要な役割を果たしててかなりうれしかった…!」、「日本がここまで物語に関わってくるとは…」と、“日本”が物語の重要なカギを握る国家として登場し、話題を呼んでいる。俳優の平岳大演じる日本の尾崎首相も「かっこよすぎる」と高評価。そして、画面がピンク色に染まるほど咲き誇る桜の花も印象的だ。

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 本作の舞台の一つでもある米国の首都ワシントンDCにあるホワイトハウス(米大統領官邸)。その近くにあるポトマック河畔は、美しい桜の公園として有名。その桜は、1912年に日米の平和と親善の象徴として東京市(当時)から贈られた桜がルーツ。これに尽力した人物の一人が、「尾崎行雄東京市長(当時)」だ。

 「政府広報オンライン」英語版内の「アメリカと日本を結ぶ桜」の記事によると、最初に桜が寄贈されたのは1909年で、翌年2000本の桜の苗木がワシントンに届けられたが、害虫被害により全て焼却処分になってしまった。改めて1912年に3020本の桜の苗木が再び贈られ、同年3月27日に植樹式が行われた。この時の桜をルーツとする約3700本の桜が今も咲き誇り、人々を楽しませている。

 ハリソン・フォード演じるサディアス・ロス大統領がレッドハルク化して暴れまわる迫力の戦闘シーンも見どころの本作。偶然か、必然か、公式に言及されたものが現時点で見当たらないのでわからないが、ワシントンの桜にゆかりある「尾崎」という名前のキャラクターが登場するのは、なんとも粋だ。

 本作は、初代キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから最も信頼され、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)のラストでヒーロー引退を決めたスティーブから“正義の象徴”である盾を託されたサム・ウィルソン(演:アンソニー・マッキー/日本版声優:溝端淳平)が主人公。元々は軍所属の一般兵士で超人的なパワーを持たないサムが“キャプテン・アメリカ”の名を背負い、盾をかかげ鋼の翼で空を駆け巡り、暴走する強大な敵へ立ち向かっていく。
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