香川照之、3年ぶりドラマで主演「ありがたいという以外ない」 “6役”怪演に役立ったのは「ロ…

2025/03/20 18:44 

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WOWOW『連続ドラマW 災』で主演を務める香川照之 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の香川照之(59)が20日、都内で行われたWOWOW『連続ドラマW 災(読み:さい)』(4月6日放送・配信スタート/全6話)完成報告会に出席した。3年ぶりのドラマ出演となった今作への思いを語った。

【写真】6人を演じ分けた異色作で主演する香川照之

 完全オリジナルの本作は、葛藤を抱えながら現代を生きる罪なき6人の登場人物のもとに香川演じる“男”が現れ、ある“災い”が無慈悲に降りかかる様を描く、サイコ・サスペンス。主演・香川が演じるのは、人に“災い”をもたらすある“男”。姿を変え、口調を変え、顔つきを変え、性格や所作まで変えて、まったくの別人となって6人の登場人物たちの前に現れる。演じる6人の役柄の詳細や、ストーリー設定などはすべて謎に包まれている。

 22年にテレビ朝日系で放送された『六本木クラス』以来、3年ぶりのドラマ出演となる香川。ひと作品で6役という、ドラマ史上前代未聞の怪演に、主演として挑戦することになり「台本を読んだら非常に奇妙な話で、その芯となる役に選んでいただいたことは本当にありがたいという以外ありませんでした」とオファーに感謝。

 主演でありながらもせりふが少ない台本だったそうで「それも本当にありがたい(笑)」と場を和ませつつ、「(ある男が)何を考えているのか、それが根幹となっているので、楽しみにしていただきたいです」とアピールした。

 本作を手掛けた「監督集団・5月」の関友太郎氏、平瀬謙太朗氏も登場。香川をキャスティングした理由について「すごく難しい役をお願いしようと思った時に、香川さんなら安心できると思った」と過去にもタッグを組んだことがある香川へ信頼感をにじませた。

 また、6役を演じるにあたり「衣装合わせで2日間かかった。いつになっても終わらなくて」と過去最長の衣装合わせだったことを告白。「でも、衣装と髪型が一番の役作りだと思っている」といい、「伸ばしていたロン毛が非常に生きまして、髪の毛をいじり倒しました(笑)。この役をやるために伸ばしていたんじゃないかと思うくらい」と役を演じ分ける際に髪型が役に立ったと明かしていた。

 この春始めたいことは「この歳になるとないんですよね(笑)」としつつ、「感謝を持って生きる毎日を続けたい」と語る場面も。そして最後には、さまざまな意見がある作品であり、酷評されることも受け止めたうえで「このドラマは歴史に残るドラマになると自信を持って言えます」と胸を張った。


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