韓国、2024年の婚姻件数急増 国際結婚では「韓男日女」が4割増

2025/03/20 20:06 

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 韓国の統計庁は20日、2024年の婚姻や離婚に関する統計を発表した。同年の婚姻件数は約22万2400件で、前年から約2万8800件増加。少子高齢化が進む中で、婚姻数の増加は出生数増につながることも期待されるが、新型コロナウイルス感染拡大前の19年の水準(23万9200件)には届かなかった。

 統計庁によると、24年の婚姻件数の伸びは前年比で14・8%。聯合ニュースは1970年の統計開始以来、最大の伸び率と報じている。新型コロナウイルスの収束や第1・2次ベビーブーム(1955~74年生まれ)世代の子供の多くが30代に入ったことが影響したとみられる。

 韓国は12年以降、急速に婚姻数が減少し、10年間で約10万件減っていた。

 平均初婚年齢は男性が33・9歳、女性31・6歳だった。

 外国人との婚姻は2万800件で前年比5・3%増。婚姻全体の約1割を占めた。国別で見ると、韓国人男性と結婚した外国人女性の国籍はベトナムが5017件と最も多く、その後に中国▽タイ▽日本と続いた。日本人女性との婚姻は1176件で、前年比で約4割増えた。一方、韓国人女性と結婚した外国人男性の国籍は▽米国▽中国▽ベトナム▽カナダの順だった。

 韓国同様に非婚・晩婚化が進んでいる日本の場合、厚生労働省によると23年の婚姻件数は47万4741件。平均初婚年齢は男性が31・1歳、女性が29・7歳となっている。【ソウル日下部元美】

毎日新聞

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