岸和田市長選に立花孝志氏が立候補を表明 「自らの当選目的とせず」

2025/03/20 18:33 

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 市議会の2度の不信任決議を受けて市長が失職したことに伴う大阪府岸和田市長選(30日告示、4月6日投開票)に、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)が20日、立候補を正式表明した。立花氏は同市内で記者会見し、自らの当選を目的としないが、他候補への投票も促さないと説明した。前市長の永野耕平氏(46)が失職に至った経緯に誤解があるといい、市民に情報提供すると主張している。

 立花氏は2024年11月の兵庫県知事選で、自らの当選を目指さず、斎藤元彦氏を支援する選挙運動をした。「2馬力」行為として公平性を問題視され、今国会で成立見通しの公職選挙法の改正案の付則に「必要な措置を講じる」などと盛り込まれた。

 岸和田市長選での選挙運動について、立花氏は「兵庫県知事選と違って、永野さんを応援するとは言わない。僕が応援すれば逆効果になる。ただ、2馬力は今の法律上は問題ないと考えている」と述べた。選挙公約は考えていないという。

 東京・霞が関で14日、演説前にナタで切りつけられて負傷した事件を受け、立花氏はスタッフを含めた安全確保のため、街頭活動はせず、屋内に限る考えも明らかにした。

 岸和田市長選には、いずれも無所属の永野氏と郵便局長の佐野英利氏(45)が立候補を表明している。【中村宰和】

毎日新聞

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