任期満了に伴う秋田県知事選が２０日告示され、元副知事の猿田和三氏（６２）▽元県議の鈴木健太氏（４９）▽元会社員の大久保範夫氏（７４）――のいずれも無所属の新人３人が立候補を届け出た。投開票は４月６日。４期務めた佐竹敬久知事（７７）が引退するため、１６年ぶりに新たなリーダーが決まる。

　自民党県連は、議員の支持が猿田、鈴木の両氏に分かれるため自主投票とし、保守分裂選挙となる。立憲民主、国民民主、公明、共産、社民各党の県組織が猿田氏を支持。日本維新の会県総支部は鈴木氏を支持する。猿田、鈴木両氏の争いが軸となる見込みだ。

　全国で最も早いペースで進む人口減少にどう対応するかが最大の争点となる。【高橋宗男】