今回の新婚さんは、和歌山県白浜町の山奥にある2017年に閉校になった小学校で福祉関係の仕事をしながら暮らしている。元校舎は13Kの間取り。理科室は就労支援の作業場、保健室は事務室になっている。

【番組カット】住まいは驚きの13K！新婚さんが暮らす元校舎

　4年前、この小学校の存在を知った夫は、婚約中だった妻と一緒に大阪から移住し、事業をスタート。妻は家事をしながら夫の仕事をサポートしている。寝室はなんと、学生時代は近寄りがたかった校長室だという。給食用の大キッチンはそのまま台所として使用。当時そのままのトイレが遠いのは難点だというが、「結構快適に住める」そう。

　300坪もある体育館へ行くと、剣道の道具がズラリと並ぶ。実は剣道7段で日本代表選手だという妻。全日本選手権では、過去3度も王座に輝き、昨年の世界剣道選手権大会では、見事2位になったという。夫も剣道6段の実力者。日々、妻の練習相手になっているという様子も映像で紹介する。

　夫婦の出会いは小学生の頃。学校は違えど、同学年で大阪府代表だった２人は、剣道の大会で常に顔を合わせる存在だった。しかし、お互い恋愛感情は全くわかず、夫は大学進学、妻は大阪府警に勤め、剣道特別訓練員となる。そして月日は流れ、妻が全日本選手権で優勝を飾った23歳のとき。夫が教えていた少年剣道の子どもたちから、妻を呼んでほしいとリクエストされ、指導をお願いしたという。

そこで久しぶりに再会した妻のかわいさに、夫は「面食らった」と一目惚れ。どうしようもなく好きになり、「この人と結婚しよう」と決めてかかり距離を詰めていく。やがて食事にも行くようになり告白するも、返事のないまま半年ほど放置された。

　それから7年後、車を買った夫は衝動的に妻をドライブに誘う。久々に会った夫は、以前に比べ大人になっていて、妻のある相談に対しやさしく、真摯に向き合ってくれたそうで、ようやく交際へと至る。普段は調子のいい夫の真摯な気持ちが伝わり、付き合い始めてから約1年後に見事ゴールイン。夫婦げんかも剣道で解決するため、結果、夫がボコボコにやられ、大きなケンカにはならないんだとか。

　ただ、夫婦には一つ、かみ合わない問題が…。「一緒にお風呂に入りたい」という夫の懇願を、妻が拒否し続けているのだそう。そこで「一緒にお風呂に入る権利」をかけた、ガチの剣道対決が特設スタジオで行われることになる。真剣勝負の勝敗は。

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