俳優の鈴木保奈美（58）が26日、都内で行われた映画『HERE 時を越えて』（4月4日公開）の公開記念イベントに参加した。

【貴重写真】かわいい…！鈴木保奈美の七五三写真

　映画にちなみ、思い出の写真を公開。祖父宅の玄関で撮影された1枚で「門の内側の庭先で。七五三です。3しゃいですね」と気恥ずかしそうに話す。祖父宅は、思い出のたくさんある家だそうで「すぐ隣の離れみたいなところにしばらく住んでいて。大きくなって引っ越してからもお正月とか夏休みに必ず遊びに行っていました。初孫だったので、とれもかわいがってもらって。親戚がよく集る家だったので、ここで過ごした時間は本当に強く心に残っています」としみじみと口にしていた。

　本作はアカデミー賞を席巻した『フォレスト・ガンプ／一期一会』（1994年）のスタッフ＆キャストが再集結。物語は恐竜が駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会い、悠久の時を越えてその場所に家が建ち、いくつもの家族が入居しては出てゆく姿を、心揺さぶるドラマと共に描く。地球上のある地点にカメラが固定され、その視点が捉える場所で生きるものたちのドラマを映し出す。

　紀元前から現代までを往き来する壮大な時間旅行をひとつの舞台で描く、未体験の物語。いくつか描かれる家族の物語のうち、中心となるのはリチャード（トム・ハンクス）とマーガレット（ロビン・ライト）の夫婦。1945年、戦地から帰還したアルと妻のローズがその家を購入し、やがてリチャードが生まれる。世界が急速に変化していく中、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていたが、マーガレットと恋におちて、思いがけない人生が始まる。

　本作の見どころについて鈴木は「誰も死なない！」と一言。「宇宙人が襲ってくるとか、巨大な陰謀とか、そういうバタバタしたことが全くなく。どこにでもいる家族のどこにでもあるお話」と熱く語ると「丁寧に丁寧に、それを描いていくだけなのに、どうしてこんなに引き付けられるんだろうと本当にびっくりしました」と話していた。

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