横浜が19年ぶり4回目のセンバツ優勝 智弁和歌山を破る

2025/03/30 14:38 

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 第97回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は最終日の30日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、6年ぶり17回目出場の横浜(神奈川)が智弁和歌山に11―4で勝ち、2006年の第78回大会以来、19年ぶり4回目の優勝を果たした。

 27年ぶりに頂点に立った明治神宮大会を含めて昨秋から公式戦20連勝とし、22年の大阪桐蔭以来となる「秋春連覇」を達成した。横浜の「秋春連覇」は、松坂大輔投手を擁した1998年以来2回目。

 センバツでの優勝回数4回は、中京大中京(愛知)、大阪桐蔭と並んで歴代2位。春夏通算では6回で、東海大相模(神奈川)と東邦(愛知)を抜いて単独6位となった。

 神奈川勢のセンバツ優勝は、21年の東海大相模以来4年ぶりで歴代3位の8回目。関東勢が頂点に立つのは、山梨学院、健大高崎(群馬)に続いて3大会連続となった。

 横浜は1回戦で市和歌山に勝利すると、2回戦は沖縄尚学との打撃戦を制した。準々決勝は西日本短大付(福岡)に逆転勝ちし、準決勝では前回王者の健大高崎から12安打を放って快勝し、連覇を阻んだ。

 2年ぶり16回目出場の智弁和歌山は、31年ぶり2回目の優勝はならなかった。【円谷美晶】

 ◇学校別センバツ優勝回数

①東  邦(愛知)  5回

②中京大中京(愛知) 4回

②大阪桐蔭(大阪)  4回

②横  浜(神奈川) 4回

⑤県岐阜商(岐阜)  3回

⑤箕  島(和歌山) 3回

⑤PL学園(大阪)   3回

⑤広  陵(広島)  3回

⑤東海大相模(神奈川)3回

 ◇横浜

 1942年創立で野球部は45年創部。73年のセンバツで初出場優勝、80年に夏の甲子園で初優勝。OBに筒香嘉智(DeNA)、近藤健介(ソフトバンク)ら。男子校から2020年度に共学化された。

毎日新聞

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