【橋田賞】松本若菜、キュートなガッツポーズで会場に笑い 中3日で真逆の役に挑戦で新人賞受賞…

2025/05/10 18:31 

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新人賞を受賞した松本若菜 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の松本若菜が『第33回橋田賞』橋田賞新人賞を受賞し10日、都内で行われた授賞式に登壇した。

【全身ショット】優美なホワイトドレスで登場した松本若菜

 松本の受賞理由は「『西園寺さんは家事をしない』(TBS)『わたしの宝物』(フジテレビ)などの作品で、深みのある演技と確かな表現力によって繊細な感情の機微を巧みに描き出して多くの視聴者をひきつけ、長年の努力が花開いた輝きを見せた」という内容だった。

 ツヤ感のあるホワイトのドレス姿で松本は登壇。「この度は身に余るような素晴らしい賞をいただき、本当にありがとうございます」と感謝。「『西園寺さんは家事をしない』では、ものすごくパワフルな女性を演じました。そしてそのあと、中3日空いたかな、という期間で、次は『わたしの宝物』という真逆な役を演じさせていただきました。切り替えはなかなか大変だったなと記憶しております。その作品でこうやって賞をいただけて、すごくうれしいです。私の松本若菜の人生にとって、この作品との出会いというのはすごく大きなものでした」と万感の思いを語った。

 続けて「昔は『こうでなければいけない』と肩肘張っていたものが、ここ最近になってようやくいいものには影響されていいんだ、と思うようになってから、演技することがさらに楽しくなりました。今後も素晴らしい作品に出会えるよう、私も俳優としてさらに大きくなっていきたいと思います。多くの方に支えていただいたからこそ、こうやって今ここに立てていることを本当に感謝申し上げます」と思いを伝えていた。また、この日は登壇者が多いことからスピーチは「1分以内で」とお願いされていた。司会から「ジャスト1分でした」と告げられると、松本は「よっしゃ!」とキュートにガッツポーズして笑いを誘っていた。

 1993年に創設された『橋田賞』は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成するもの。各テレビ局、モニター、橋田文化財団選考委員の推薦作品及び人を対象に検討を加え、候補を選出する。本年は前理事長の橋田壽賀子さんが存命であれば、5月10日に満100歳を迎える巡り合わせの年であることを記念して、橋田壽賀子生誕100年記念特別賞2件も選出された。受賞作品・受賞者は以下の通り。

■橋田賞
・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)
・『カンブリア宮殿』(テレビ東京)
・宮藤官九郎
・阿部サダヲ
・伊藤沙莉
・池上彰

■橋田賞新人賞
・河合優実
・奈緒
・松本若菜

■野村昭子賞
・草村礼子

■橋田壽賀子生誕100年記念特別賞
・連続テレビ小説(NHK)
・石井ふく子

■橋田賞新人脚本賞
一時間ドラマ部門
佳作
・「シニアの居場所」松山富江
・「遠くから来た客」今泉紗弥

短編部門
入選作
・「おまけ」日比谷祐希
・「よいおとしを」青山ユキ
・「素直になれなくて」不動里美
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