上白石萌歌、“歩く六法全書”役で大人を実感 『イグナイト』撮影秘話を語る

金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』の場面カット(C)TBS

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■上白石が考える伊野尾の“イメージカラー”
――弁護士を演じるにあたって難しかったことはありますか?
私は今まで学生役や誰かの娘役などを演じることが多く、社会人を演じた経験がそもそも少なくて。ましてや弁護士というハードルの高い役をいただき、自分が徐々に大人になってきているんだなと実感しました。
セリフにも専門用語が多く、普段使わない筋肉を使っている感じがあります。私はセリフを理解していないと発することができないタイプなので、法廷のシーンは3週間くらい前からちょっとずつ覚えたり、子ども向けに六法を解説した本を読んで理解を深めたりしています。他にも、実際に傍聴に行って本物の弁護士さんの姿も拝見しました。優秀な弁護士という設定に説得力を持たせるためにたくさん練習しています。
――伊野尾はファッションも魅力的です。ビジュアル面で好きなポイントはありますか?
まず、ピース法律事務所の中で唯一の女性ということもあり、シーンごとにファッションが変化しているところです。法廷シーンでのビシッとしたスーツ姿もそうですし、さまざまな場所に潜入もするので、コーディネートを楽しんでもらえたらと思います。
――赤みの入った髪色も素敵ですよね。
今回知ったのですが、弁護士の方って基本的に服装はフリーみたいで。髪色にも特に指定がないらしく、案外個性を出しやすい気がしました。
実は、衣装合わせの際に髪色や髪型について提案をさせていただいたんです。台本を読んで伊野尾ちゃんに黒寄りの赤みたいなイメージがあったのと、衣装合わせで思った以上にいろいろなバリエーションの服を着させていただきまして。赤って黒と混ぜると締まる色でもありますし、光が当たるとパッと明るくて、でも締めるべき時はぐっと締まるみたいな感じが、伊野尾ちゃんのイメージに近いと思いました。
■「ピース法律事務所」ではアドリブ炸裂!
――撮影を振り返って、印象に残っているシーンはありますか?
第1話の法廷シーンは、私も初めての法廷でものすごく緊張感があったのですが、他のリーガルドラマとは違って“みんなでバトンをつないで”尋問をしていくスタイルで。皆さんの素晴らしいお芝居を見た後に、自分の尋問をやる…というふうに全員でどんどんエネルギーを回していく感じがすごく刺激的でした。
私はピース法律事務所にいることが多く、やっぱりメンバー4人との掛け合いはいつもとても楽しいです。伊野尾ちゃんはみんなをかき乱したり、宇崎凌(間宮)に強く当たったりするようなキャラクターでもあるので、アドリブでいろいろやらせてもらったりとか(笑)。それを許してもらえる現場で本当に楽しいなと感じています。
――アドリブ合戦になることもよくありますか?
私だけがアドリブを言っていて、合戦にならないこともあります(笑)。唯一そうやって遊べる役柄なのかなと感じたので、リーガルドラマではありますが、クスッと笑えるシーンも作りたいなと思いました。
段取りで「あ、ここいけそうだな」と思ったらアドリブを入れてみるのですが、間宮さん含め適応力が高い方ばかりなので、私が何を言っても面白く返してくださることが多く、現場や役をとてもエンジョイしています。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
間宮さん率いるとても明るいチームで、特にピース法律事務所の4人は(本編でも)みんなでわちゃわちゃしながら時には真剣に、時には軽やかに物語の核心に迫っていくという感じなので、いつも軽やかな空気の中でお芝居をしています。
――カメラが回っていない時は?
(轟謙二郎役の仲村)トオルさんが大先輩で、最初クールな方なのかなと思っていたのですが、意外と突っ込んでいくと優しく接してくださったり。年齢層もバラバラですが、すごく一体感があって、とても居心地がいいチームだなと思っています。
休憩時間には、ピース法律事務所のセットの中にある知恵の輪にみんなで挑戦しています。間宮さんが結構外すのが速くて、私はずっとできなくて…。その姿を横目で見られていて、イジられることも(笑)。学校の教室みたいな感じで楽しく過ごしています。
――皆さんの印象を教えてください。
主演の間宮さんは、宇崎凌みたいな役をやると天下を取れるなっていうぐらい、本当にまっしぐらな役が似合いますね。このドラマのタイトル通り“イグナイト”しているというか、目が炎のように燃えているのを現場で何度も見ていて。この人に付いていきたいと思えるような“主人公”だと思っています。
トオルさんも、画面に映るだけでぐっと画を締めてくださるような存在感で、佇まいに厳かさを感じています。(高井戸斗真役の)三山(凌輝)さんは同世代ということもあり、初日から同級生みたいに話を弾ませてくれていますね。
――ピース法律事務所に協力する弁護士・桐石拓磨役の及川光博さんや、捜査一課の刑事・浅見涼子役のりょうさんはいかがですか?
個人的にミッチーさん(及川)が間宮さんのことを“祥太朗ちゃん”と呼んでいるのが結構ツボで(笑)。ミッチーさんは現場にいらっしゃるだけで、パッと場が華やぐような明るさを持っている方なので、私も会うたびにニコニコしてしまいます。りょうさんはまだご一緒するシーンが少なくて…。私も日々悩みながらお芝居をしているところではありますが、りょうさんとのシーンが多い第7話がいい回になればいいなと楽しみにしています!
――タイトルにちなんで、現場で“焚き付け”合っていることはありますか?
なんだろう…あ、間宮さんに「萌歌が好きそうだから」と漫画『BECK』(講談社)を借りました! 私は代わりに好きな短歌の歌集をお貸ししたんですけど、多分まだお互い読んでないですね(笑)。これはちょっと焚き付け合いたい案件です(笑)。
■“多面性”を意識した役作り。第7話で明かされる伊野尾の過去とは
――これまでの放送を見て、手応えや感想はいかがですか?
映画さながらの臨場感や重厚感、そしてドラマ的なテンポ感と軽やかさの両方を兼ね備えた作品だなと感じました。弁護士の生活や、訴訟までの経緯にフォーカスを当てた作品としても、他のリーガルドラマとはちょっと一線を画すような新しいものになっているなと。私も出演している1人ではありますが、視聴者としても楽しんでいます。
――第7話では伊野尾の過去が明かされるそうですね。
誰しも生きていると過去にいろいろなことがあるでしょうし、傷つけられた経験や、長年抱えているものがある方もいらっしゃると思います。伊野尾ちゃんも一見明るくぶっ飛んだような役ですが、そんな“多面的”な人間の1人で。だからこそ、ただただあっけらかんとしている人にならないように、「伊野尾って本当はどんな人なんだろう」と思わせるような“フック”を毎話残せればと思って演じてきました。
第7話では、一体なぜ伊野尾ちゃんが弁護士を目指したのか、その原動力が描かれます。移動手段としてバイクを使っているキャラクターでもあるのですが、なぜバイクに乗っているのか、その理由にもぜひ注目してください!
――今後の見どころとメッセージをお願いします。
いよいよ後半戦ですが、遂に物語全体としての大きな秘密、登場人物それぞれの過去が明らかになっていきます。特に第7話は伊野尾ちゃんとしても重要な回。弁護士という立場ながら、依頼人だけでなく自分のことも救っていく、社会的なメッセージの強い回だと思っています。伊野尾ちゃんの抱える過去も含めて、ぜひ見届けていただければと思います。
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