『能面検事』追加キャスト解禁 鬼の検事に宇梶剛士&特捜部のエースに竹財輝之助【コメントあり…

2025/06/19 06:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

『能面検事』に出演する宇梶剛士、竹財輝之助(C)「能面検事」製作委員会

 俳優の上川隆也が主演を務めるテレビ東京ドラマ9『能面検事』(7月11日スタート 毎週金曜 後9:00~)の追加キャストが、きょう19日に解禁された。

【画像】重厚な展開を予感させる…無表情な上川隆也が印象的な『能面検事』キービジュアル

 原作は、“どんでん返しの帝王”の異名を持つベストセラー作家・中山七里氏による小説「能面検事」シリーズ。大阪地検きってのエース検察官である不破俊太郎(上川)は、検察の上層部や警察組織に対して一切の忖度はなく、とにかく冷静沈着に、ただ淡々と職務を全うする。ついた通り名は“能面検事”。不破が、権力者による圧力や組織のしきたりに屈することなく、むしろそれらを圧倒しながら事件の真相を暴いていく痛快なリーガルミステリー。

 不破のもとで働く新人事務官・惣領美晴を吉谷彩子、大阪地検総務課事務官・前田拓海を大西流星、大阪地検総務課課長・仁科睦美を観月ありさ、大阪地検次席検事・榊宗春を寺脇康文が演じる。

 今回新たに発表されたのは不破を取り巻く2人の検事。仏の榊に鬼の岬、と東西で並び評される東京地方検察庁の次席検事・岬恭平を、宇梶剛士が演じる。不破に対しては、その能力を高く評価しながらも、制御不能な“異端”として警戒を怠らない。時に圧力をかけ、時に利用しようと目論む岬の動きは、物語に重厚な緊張と駆け引きをもたらす。さらに岬は、中山七里作品でおなじみの天才ピアニスト・岬洋介の父親で、原作ファンにとっても思い入れの深い重要なキャラクターだ。

 大阪地検特捜部の検事・高峰仁誠役は、竹財輝之助。信念を貫く不破とは、時に協力し、時に激しくぶつかり合う間柄。不破をどう動かすか、あるいはどう抑え込むか。刑事部のエース不破と特捜部のエース高峰、2人の駆け引きは、物語の大きな見どころのひとつとなる。

 また、第1話ゲストキャストも発表。物語の始まりに巻き起こる女子高生殺人事件の被疑者・八木沢孝仁を渋谷謙人、八木沢の妹・八木沢史華を美山加恋、八木沢の母・八木沢福子を床嶋佳子が演じる。

【コメント】
■宇梶剛士(岬恭平役)
社会に溶け込んで身を隠す「権力」というものの恐ろしさを描く意欲作と感じました。心を見せない能面に対して、こちらはどう思いを見せていくのかということを大切に演じていきたいです。「仏」に対しての「鬼」でありますがただただ怖いだけではなく、鬼の一面をどのようなところで出していくかは監督や上川さんと話し合いながら作り上げていこうと思います。能面の活躍を通して社会にはびこる悪を皆さんの目で追い詰めてください。

■竹財輝之助(高峰仁誠役)
上川さんのお芝居が特等席で拝見できそうなのでドキドキ、ワクワクしております。どこまで並び立てるのか、挑戦状をいただいたような気持ちです。特捜のエースということで、凛としながらも柔和な一面をお見せできればなと思っております。上川さん演じる不破の対極にいるような人物にできれば。高峰は抱えているものもあるのでその奥行きも…と。欲張りですかね笑。ご自身の身近にありそうな事件も出てくるかと思います。エンタメとして楽しみながらのめり込んでください。一見冷たい不破ですが、その内包している温かさを上川さんがどう演じるのかを1ファンとしても楽しみにしております。皆さまぜひご覧ください。

■渋谷謙人(八木沢孝仁役)
はじめて本を読んだ時は、上川さんと再び共演できることがうれしく身が引き締まりました。監督や吉谷さんとも以前ご一緒しているので、改めてお仕事できるのがとても楽しみでした。周りから最近「何かを抱えている役が多いよね…」と言っていただくことが増えましたが、今回も何かを抱えている男です。自分が演じる八木沢と不破が対峙する検察室のシーンは、ぜひ注目して観ていただきたいと思います。

■美山加恋(八木沢史華役)
これまで何度もご一緒させていただいた上川さんと久しぶりの共演ということもあり、お話をいただきとてもうれしかったです。加害者家族という境遇。また容疑者家族という現状。演じる上でとても考えさせられ、役同様、撮影期間は辛い日々を過ごす覚悟で参加させていただきました。事件は加害者と被害者だけじゃない。それを取り巻く人々にとっても事件であり、そんな人たちにもフォーカスを当てているのが第一話です。ぜひじっくりご覧ください!

■床嶋佳子(八木沢福子役)
中山七里さん原作の社会派ミステリー「能面検事」を上川隆也さんが主演を務められるということでご一緒できることを大変うれしく思います。私の役は被疑者の母親、家族になりますからドラマの伏線としては重要な部分です。被疑者の息子を持ち精神がまいっている母親の役を今回はリアリティーさを大切に演じました。辛いニュースを日々耳にしますが、なかなか被疑者の家族に思いをはせることは少ないかと思います。悲劇というのは被害者、加害者、周りの人間、社会にとってもやはり辛いことだと改めて演じて苦しく思いました。
ぜひご覧いただけたら幸いです。
ORICON NEWS

エンタメ