『葬送のフリーレン』累計3000万部突破!23日から連載再開 サンデー編集部、ヒット分析

2025/07/16 18:19 

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『葬送のフリーレン』累計3000万部突破(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館

 人気漫画『葬送のフリーレン』のコミックス全世界累計部数が3000万部を突破したことが16日、小学館より発表された。また、23日発売の「週刊少年サンデー」34号より連載が再開されることが決定した。

【画像】気になる!微笑むフェルンたち 『葬送のフリーレン』第2期の場面カット

 今回の3000万部突破に週刊少年サンデー編集部は「山田鐘人先生とアベツカサ先生による『葬送のフリーレン』が、世界中の読者の皆様に受け入れられ、深く共感していただけていることを心から嬉しく思います。日本国内だけでなく、グローバルでも本作の魅力が届いていることが、この3000万部という数字に表れているのではないでしょうか」と分析。

 ヒットの要因は「本作は、魔王を討伐した後の世界を舞台に、エルフの魔法使いフリーレンの旅路を通して「生」と「死」、「時間の流れ」を独自の視点で描き、多くの読者を魅了し続けています。アニメ化により、世界での人気もさらに加速し、CrunchyrollやNetflixなどの配信プラットフォームを通じて、北米、ヨーロッパ、アジアを中心に多くのファンの支持を集め、今や世界中で愛される現代漫画の代表作のひとつとなっています」と伝えた。

 また、作者の山田鐘人(原作)&アベツカサ(作画)は「いつも応援ありがとうございます!読んでくださっている皆様のおかげです。2026年1月から放送のアニメ第2期もよろしくお願いします」と喜びのコメントを寄せた。

 23日より連載が再開となり、物語は水面下で暗殺計画が進む緊迫の舞踏会を舞台に、影が舞い、企みが踊る中、フリーレンはケーキを食べる…帝都に迫る影と対峙する魔法使い達の“後日譚”ファンタジーが描かれる。

 『葬送のフリーレン』は、2020年4月より『週刊少年サンデー』にて連載中の同名漫画が原作で、魔王を倒した勇者一行のその後を描く“後日譚ファンタジー”。魔法使いのエルフ・フリーレンが、勇者亡き後の世界で、新しい仲間達と共に新たな冒険を繰り広げるストーリーとなっている。

 “魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する、胸に刺さるドラマやセリフ、魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、キャラクターたちが織り成す物語が多くの読者を獲得。「マンガ大賞2021」で大賞を受賞した人気作品で、コミックスは累計3000万部を突破し、テレビアニメが2023年9月~2024年3月にかけて放送された。

 第1期はフリーレン、フェルン、シュタルクが旅の目的地である、魂の眠る地「オレオール」へと歩を進めていく姿で幕を閉じており、2026年1月に放送される第2期は原作コミックス7巻収録の第61話から描かれる。
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