吉高由里子、祖母の故郷・広島で被爆者に寄り添う 初めて被爆体験を語る女性&被爆体験を絵で語…

2025/07/27 05:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

戦後80年プロジェクト「いまを、戦前にさせない」に出演する吉高由里子(C)日本テレビ

 俳優の吉高由里子が、日本テレビ・NNN各局の戦後80年プロジェクト「いまを、戦前にさせない」の一環として、祖母の故郷である広島を訪問。“語り継ぐ世代”として被爆者に寄り添う。

【番組カット】初めて語る被爆体験…吉高由里子が取材する八重子さん

 第1弾は27日放送『真相報道バンキシャ』(後6:00~後6:55)、第2弾は8月15日放送の特別番組『真相報道バンキシャ!特別編“終末時計”を早める世界のトップたち』(後7:00~後8:54)内で放送する。

 吉高が話を聞くのは、広島に住む八重子さん(91)。11歳の時、広島駅の近くで姉と一緒に被爆した。姉は約2ヶ月後に被爆の後遺症とみられる症状で命を落とした。その後も壮絶な体験をしてきた八重子さんは、これまで家族の前でしか自身の体験は話してこなかった。その理由は、当時根強かったという被爆者への差別。「原爆症は伝染する」などの誤った情報が広がっていたため、自身の体験を話すことを、家族から止められていたという。

 そんな八重子さんは今年初めて、被爆体験を家族以外に伝えていくことを決意。そこにはどんな思いがあるのか。80年たった“今”だからこそ伝えたい思いを語る。

 広島市立基町高等学校では、生徒たちが平和について考え、後世に原爆の悲惨さを語り継いでいくために、生徒が被爆者と1対1で話し合い、「原爆の絵」を完成させていくプロジェクトに取り組んでいる。今回、吉高が話を聞いたのは、内藤愼吾さん(86)と、その被爆体験をもとに絵を描く高校3年生の橋本一檎さん(17)。原爆で家族を失った内藤さんから、周囲の状況、家族への思い、記憶にある情景など、何度も何度も話を聞き、絵を作り上げていく。証言ができる被爆者が少なくなっている中で、このプロジェクトの意義を強く感じている橋本さんから、吉高が感じ取った思いを話す。
ORICON NEWS

エンタメ