<1分で解説>響きはイタめし? 伝統料理「チッコカタメタノ」とは
千葉県の鴨川市や南房総市などで伝わる「チッコカタメタノ」という伝統料理があります。その歴史や魅力とは?1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「チッコカタメタノ」を解説します。
Q チッコカタメタノって変わった名前だね。
A 食文化の伝承活動をする「プロジェクト鴨川味の方舟」代表の日暮晃一さん(70)によると、「チッコ」は房州弁で「乳」を意味します。子牛を産んで数日間で搾乳される「初乳」を酢と一緒に温めて「固めた」料理ですが、一般的な牛乳からも作ることができます。
Q どうして千葉県の房総半島南端の安房地域で広まったの?
A 安房地域には江戸時代に八代将軍・徳川吉宗の指示で始まった日本酪農の発祥の地の嶺岡牧(みねおかまき)があり、製乳業が盛んだったことが関係しています。
初乳は色が悪く製乳工場に売れなかったため、「捨てるのはもったいない」と固めて食べるようになりました。これがチッコカタメタノの起源です。
Q 昔はどのくらいの人が食べていたの?
A 1960年代には鴨川市や南房総市の酪農家は5000戸を超え、ほとんどの家庭でチッコカタメタノが食べられていたと伝えられています。
Q 今も家庭で食べられているの?
A 今では一般家庭で食べることはほとんどなくなりました。農家や乳牛が減り、初乳の量も少なくなったためです。
でも最近は移住者がチッコカタメタノに注目し、自分で作る人も増えているそうです。
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