JO1、豆原一成W主演映画主題歌担当 秦基博が書き下ろし「歌い続けてもらえる曲になったらう…

2025/08/07 08:00 

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『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』ポスター(C)2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」

 11人組のグローバルボーイズグループ・JO1の豆原一成と俳優の市毛良枝がW主演を務める、映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』(10月24日公開)の本ポスター、本予告、主題歌が7日、公開された。主題歌は、秦基博がJO1に初めて書き下ろしたバラード曲「ひらく」に決定した。

【場面写真】優しさをまとい…孫を演じる豆原一成

 今作は約100年前、女性の活躍が困難だった時代に学校を創立(のちに現在の学校法人文京学院に発展)し、教育のために奔走した島田依史子さんの著作『信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語』(講談社エディトリアル刊)が原案。島田さんが後進に伝え続けた「学ぶことは楽しい」という概念を核に据え、彼女の生きる姿勢のエッセンスをちりばめて本作の物語が構築された。

 夫を亡くした祖母・安藤文子(市毛)を気づかい同居したはずなのに、同じ学び舎で学ぶことになった祖母との日々は逆に大学生の孫・安藤拓磨(豆原)を元気づけていく。“夢に迷う孫”と“夢を見つけた祖母”がつむぐ、人生のふとした喜びを描く家族の物語となる。監督は、中井貴一主演映画『大河への道』(2022年)などの中西健二氏、脚本は『サイレントラブ』(24年)のまなべゆきこ氏が務める。市毛は44年ぶりの映画主演となる。

 今回解禁となった本ポスタービジュアルは、もうひとつの“主人公”富士山を背景に、孫の拓磨、祖母の文子、酒井美紀演じる拓磨の母・綾、八木莉可子演じる拓磨の恋人・大石紗季が笑顔で並ぶ姿が切り取られている。

 拓磨と文子にとって人生を変えるきっかけをのこした大きな存在である文子の夫・安藤偉志(長塚京三)の在りし日の笑顔も並べられ、「一歩踏み出してみると、人生って意外と楽しい」というコピーとともに、2人が見つけた夢のその先、歩んでいく日々に待つ喜びを予感させる。

 予告編は、亡き偉志の思いを胸に、拓磨や文子たちが笑顔で富士山を見つめる姿に、人生の喜びがやさしく心を満たす映像となっている。

 そして、主題歌は豆原が所属するJO1が歌う、秦による書き下ろし曲「ひらく」に決定。映画『STAND BY ME ドラえもん』(2014年)主題歌「ひまわりの約束」、映画『35年目のラブレター』(25年)主題歌「ずっと作りかけのラブソング」などさまざまな映画の主題歌を手掛けてきた秦は「この映画を見て感じたことを主題歌『ひらく』に込めました」と話し、「家族ということ、自分自身を形成していくということ、自立していくということ。そういう誰にとっても身近なテーマが描かれていて、全体を祖父の存在が大きく包み込んでいる、そんな映画だと思いました」と振り返り、その思いを込めて作詞・作曲を手掛けた。

 また、楽曲を歌うJO1へ向けて「JO1の皆さんの声によってこの曲がどんなふうに描かれ表現されるのか、すごく楽しみです。そしてずっと歌い続けてもらえる曲になったら作り手としては一番うれしいです」とコメントを寄せた。

【コメント全文】
■秦基博
「ひらく」という楽曲は、『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』を見て書かせていただきました。この映画の中で描かれている、自立、自己形成、そして家族とのつながりというテーマ。そして、主人公の拓磨をはじめ、登場人物の誰もが世代や性別を越えて自分のやりたいこと、やるべきことに向かって悩みながらも進んでいく姿から、この楽曲が生まれました。

JO1の皆さんの声によってこの曲がどんなふうに描かれ表現されるのか、すごく楽しみです。そしてずっと歌い続けてもらえる曲になったら作り手としては一番うれしいです。


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