米露、首脳会談開催で合意 露側、ゼレンスキー氏との3者会談は否定

2025/08/07 19:31 

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 ロシアのウシャコフ大統領補佐官は7日、ロシアのプーチン大統領と米国のトランプ大統領が近日中に首脳会談を実施することで合意したと発表した。タス通信が報じた。首脳会談は米側からの提案とされ、すでに両国は具体的な準備に着手しているという。開催場所も決まっており、別途発表するとしている。

 一方、米露首脳にウクライナのゼレンスキー大統領を加えた3者会談の開催については、否定的な見解を示した。「我々は何よりもトランプ氏との2国間会談の準備に集中することを提案しており、最も重要なのは、この会談が成功することだ」と強調した。

 ウシャコフ氏によると、6日にモスクワで行われたプーチン氏と米国のウィットコフ中東担当特使との会談では、ウィットコフ氏が3者会談に言及したものの、具体的な検討には至らなかったという。「ロシア側はまったくコメントしていない」とも述べた。米ホワイトハウスのレビット報道官は6日の声明で、トランプ氏が3者会談に前向きな意向を示していることを明らかにしていた。

 プーチン氏とウィットコフ氏の会談では、ウクライナ問題の解決に向けた今後の協力についても話し合われた。ウシャコフ氏は「近年とは異なり、互恵的な関係を築けることが改めて確認された」と評価した。【モスクワ山衛守剛】

毎日新聞

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