菅野美穂&赤楚衛二、怪異に挑む迫真の演技の舞台裏公開 心霊スポットで撮影中に怪現象も

2025/08/15 06:16 

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映画『近畿地方のある場所について』(8月8日公開)(C)2025「近畿地方のある場所について」製作委員会

 今月8日に公開された映画『近畿地方のある場所について』が、11日までの初週4日間で興行収入4.4億円、動員31.8万人を記録。「4」が並ぶ、本作らしい数字での好スタートを切った。今年公開のホラー映画における3日間のオープニング成績では、動員・興収ともに『事故物件ゾク 恐い間取り』『ドールハウス』を超えた。

【動画】菅野美穂&赤楚衛二、

 現時点で今年のNo.1ホラー映画となった本作より、ダブル主演の菅野美穂と赤楚衛二が出演する特別映像が公開された。インタビュー、貴重なメイキング、衝撃的な本編シーンまで凝縮された必見映像だ。

 物語は、失踪した編集長の行方を追うオカルトライター・千紘(菅野)と編集記者・小沢(赤楚)が、“近畿地方のある場所”へと誘われていくというもの。クランクインは、編集部地下資料室で編集長の残した手がかりを探る場面から始まった。

 SNSでも話題の“見たら死ぬ映像”や“動画配信者の首吊り屋敷潜入”など、二人が震え上がったシーンの裏側も披露。菅野と赤楚のリアクションに「うれしいですね!」とはしゃぐ、ホラー映画界の鬼才・白石監督の姿も映し出されている。

 真相を求め“ある場所”へ向かう千紘と小沢がトンネルで怪異に遭遇する衝撃シーンも収録。普段は落ち着いている千紘が、突如鬼の形相で「邪魔なんだよ!」と絶叫し、怪異に突進する迫力に監督も「最高です!」と大興奮。菅野も手を叩いて喜ぶ姿がメイキングに収められている。

 菅野は「普段の千紘は割としゃべりかけやすい感じの雰囲気だから、内側にそういう狂気があるっていうのが、今回の役の歪み、いびつなところで、面白さだった」と振り返る。

 このトンネルシーンは、偶然にも赤楚の31歳の誕生日に撮影。舞台は地元で名高い心霊スポットで、菅野や監督、スタッフがサプライズで祝福した。赤楚は「心霊スポットで誕生日を迎えるなんて忘れられないです」と笑顔を見せたが、その後のインタビュー中、突如不明な音が響き二人は思わず「え、うそ!?」「怖いですね…」と顔を見合わせ、本編さながらの緊張が走る一幕も。

 特別映像では、二人が「心霊スポットよりも心霊スポットらしい」と絶賛する、美術チームこん身のセットも紹介。赤楚は「1度ならず2度、3度と観てほしい」、菅野は「若い世代の心に残る作品になると思う」と語り、映像を通して本作の魅力を熱く訴えた。

 観客層は20代~40代を中心に、小中学生から60代まで幅広く、友人同士やカップルなどグループでの来場も多い。肝試し感覚で鑑賞する姿が見られ、“ある場所”にたどり着き戻れなくなった観客が全国で急増中だ。本作は13日から韓国で公開、25日から台湾でも公開予定となっている。


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