全国高校野球選手権大会第９日の１４日、広陵（広島）の出場辞退により２回戦が不戦勝となった津田学園（三重）が甲子園のグラウンドで練習した。

　次戦が予定されている１７日まで間が空くとして、第３試合の横浜（神奈川）―綾羽（滋賀）の試合後、大会本部が練習機会を設けた。選手たちは１時間、ノックやシート打撃で汗を流した後、最後は校歌を歌ってグラウンドから引き揚げた。

　津田学園の恵土湊暉（えどあつき）主将（３年）は「不戦勝になってしまったものは仕方ないので、次の試合をどうしていくか、切り替えてやるだけ」と先を見据えた。

　津田学園は７日の１回戦で叡明（埼玉）にタイブレークの延長十二回に５―４でサヨナラ勝ち。その後、広陵が部員による暴力事案を巡って１０日に出場を辞退し、２回戦は不戦勝となった。

　津田学園は大会第１２日の１７日、第２試合の３回戦で横浜と対戦する。【吉川雄飛】