シガーニー・ウィーバーからシドニー・チャンドラーへ、受け継がれるヒロインの系譜 「エイリア…

2025/08/16 18:37 

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ウェンディ(演:シドニー・チャンドラー)=『エイリアン:アース』ディズニープラス「スター」で独占配信中(C)2025 Disney and its related entities

 リドリー・スコット製作総指揮による「エイリアン」シリーズ初のドラマ作品『エイリアン:アース』が、13日より動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」スターで配信スタート。物語の舞台は、シリーズ第1作『エイリアン』(1979年)の2年前にあたる2120年の地球だ。

【動画】ドラマシリーズ『エイリアン:アース』最新の予告編

 世界は、プロディジー社やウェイランド・ユタニ社をはじめとする5つの巨大企業によって支配されていた。そんな中、ウェイランド・ユタニ社の宇宙船が地球に墜落したことをきっかけに、人類はついに“宇宙最恐”の生命体=エイリアンと対峙することになる。

 「エイリアン」シリーズといえば、恐怖に立ち向かう女性ヒロインの存在が大きな魅力だ。1作目『エイリアン』からシガーニー・ウィーバーが演じたリプリーは、シリーズ4作にわたり登場し、圧倒的な存在感でエイリアンの恐怖を世界に刻みつけた伝説的キャラクター。その迫真の演技によって、シガーニーは一躍ハリウッドを代表する女優へと飛躍した。

 昨年公開された映画『エイリアン:ロムルス』では、主人公レインを演じたケイリー・スピーニーが、その系譜を継ぐ存在に。『プリシラ』(2024年)でベネチア国際映画祭主演女優賞を受賞した実力派の彼女は、全身で恐怖を体現し、世界中から絶賛を浴びた。

 そして今回、新たなヒロインに抜てきされたのがシドニー・チャンドラーだ。オリヴィア・ワイルド監督作『ドント・ウォーリー・ダーリン』(2022年)で長編映画デビューを果たすと、ダニー・ボイル監督・製作総指揮のリミテッドシリーズ『セックス・ピストルズ』(22年)、さらにフェルナンド・メイレレス監督の『シュガー』(24年)など話題作に次々と出演。新進気鋭の女優として注目を集めている。

 シドニー演じる主人公ウェンディは、プロディジー社の若き天才CEOカヴァリエによって生み出された存在。不治の病を患った子どもの意識を移植されたシンセ(人工知能を持つ人間型ロボット)であり、世界初の<ハイブリッド>だ。

 幼い頃に家族と引き離され、最強の肉体を手に入れたウェンディ。しかし、その内面はまだ12歳の子どもに過ぎない。無鉄砲ともいえる怖いもの知らずの彼女が、墜落した宇宙船に格納されていた“5種の生命体”の回収に向かうことに。その過程で、人類にとって最大の脅威である“エイリアン”の恐怖を、まざまざと体験することになる。


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