嵐莉菜、谷口悟朗監督の新作劇場アニメ『パリに咲くエトワール』に参加「本当に夢のよう」 異国…

2025/08/26 06:00 

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『パリに咲くエトワール』で園井千鶴の声を担当する嵐莉菜

 俳優の嵐莉菜がオリジナル劇場アニメーション『パリに咲くエトワール』(2026年3月13日公開)に参加することが発表となった。『ONE PIECE FILM RED』の谷口悟朗監督と『崖の上のポニョ』『魔女の宅急便』など多くのスタジオジブリ作品でキャラクターデザイン・原画を務めた近藤勝也が初めてタッグを組んだ作品で、主人公の画家を夢見る少女・フジコ役を若手俳優・當真あみが担当する。

【動画】谷口悟朗監督の新作劇場アニメ『パリに咲くエトワール』特報

 『パリに咲くエトワール』は、1900年代初頭、困難な時代にあって、諦めることなく星<エトワール>に手を伸ばそうとする日本人のふたりの少女の物語。画家を夢見るフジコとバレエに心惹かれる千鶴。横浜で偶然出会ったふたりは、運命に導かれるようにパリで再会を果たす。20世紀初頭のパリで、夢を追い求め奮闘するふたりの姿が描かれる。

 フジコを當真が担当することは発表されていたが、千鶴を嵐が演じることが発表となった。2022年映画『マイスモールランド』で主演を務めた後、『少年と犬』などの話題作に出演。雑誌『ViVi』の専属モデルも務め、主人公フジコを演じる當真とは現在、ドラマ『ちはやふる-めぐり-』で共演中。アニメの声優を務めるのが初めての嵐は「声だけで感情を伝える難しさに苦戦しながらも全力で演じた」と振り返った。

 また、パリでフジコと同じアパルトマンに暮らすロシア人の青年ルスランの声を早乙女太一が務める。舞台、ドラマ、映画と幅広い俳優活動を行っており、声優としては2019年に大ヒットしたアニメ『プロメア』でリオ・フォーティア役で注目を集め、本作でも声優としての実力を遺憾なく発揮している。ルスランを演じた早乙女は「登場人物が厳しい環境下でも、直向きに懸命にチャレンジして生きて行く姿に、薄れてしまっていた情熱や勇気を思い出した」と作品に対する想いを語った。

 あわせて本作の特報映像も解禁。「私は画家になりたいの!」という力強いフジコの言葉から映像はスタート。かつて横浜で、踊っている千鶴を見かけたことを思い出したフジコ、そしてその千鶴は「踊っていると幸せなの」と気持ちを打ち明ける。それぞれの夢を一途に追い求める二人の一途で懸命な姿に胸を打たれる。また、本作の舞台である20世紀初頭のパリの様子が緻密に、そして繊細に描かれており、日本から遠く離れた異国の地で繰り広げられる少女たちの物語に期待が高まる映像となっている。

■コメント
【嵐莉菜】劇場アニメーション『パリに咲くエトワール』で園井千鶴役を演じさせていただきます。小さいころから声優に憧れていましたが、自分が挑戦できる日が来るとは思わず、本当に夢のようです。千鶴は薙刀一家の一人娘で跡取りですが、幼い頃に出会ったバレエに惹かれていく少女。私も幼少期にバレエを習っていたので、共通点を感じつつ、葛藤を越え夢へ突き進む彼女の強さにとても惹かれました。演じることができるとわかった時は、心も体も飛び上がるほどうれしかったです。声だけで感情を伝える難しさに苦戦しながらも全力で演じさせていただきました。年齢性別関係なく、夢を追う方も、立ち止まっている方も、きっと背中を押され、自分の人生を大切にしたくなる作品になっていると思います。

【早乙女太一】この物語に登場する人物達が厳しい環境下でも、直向きに懸命にチャレンジして生きて行く姿に、薄れてしまっていた情熱や勇気を思い出させてもらいました。人を想う心や自分を信じる心、たくさんの美しさが詰まった本作品を、ぜひ劇場でご覧ください。


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