スーパーのコメ平均価格は3804円 2週連続上昇 備蓄米の割合減で

2025/08/25 19:08 

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 農林水産省は25日、全国のスーパー約1000店で8月11~17日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格(税込み)が3804円だったと発表した。前週より67円高く、2週連続の値上がりとなった。高値のついた早場米の新米販売が進み、販売数量全体に占める、割安な備蓄米の割合が減ったことが影響したとみられる。3000円台は10週連続。

 種類別の平均価格(5キロ)をみると、銘柄米は4268円で、前週より29円上がった。政府備蓄米を含む複数銘柄を混ぜた「ブレンド米」などは3169円で、前週から21円下がった。販売数量に占めるブレンド米などの比率は42%で前週より6ポイント減り、4週連続で下がった。

 販売数量に占める備蓄米の割合減少に加え、銘柄米の新米に高値がつけられていることなどが平均価格上昇の要因と考えられる。

 一方、農水省が別にまとめた、随意契約による備蓄米販売店舗における5キロ当たりのコメの平均価格は、前週より6円下がった3059円。随意契約の備蓄米のみは前週比で15円安い2018円だった。

 随意契約での備蓄米の販売数量は、17日までの累計で11万8061トン。都道府県別では東京都が1万775トンで最も多く、最少は秋田県の139トンだった。【渡辺暢】

毎日新聞

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