木竜麻生、“天の声”柄本佑に「大きく支えていただいた」きょうから放送スタートNHK夜ドラ『…

夜ドラ『いつか、無重力の宙で』に出演する木竜麻生(C)NHK

【場面カット】広告代理店の”できる人”!シャツ&ジャケット姿の木竜麻生
高校時代「一緒に宇宙に行こう」と夢を語り合った天文部の女子4人組。大人になりそれぞれの道を歩む中、ふと忘れていたかつての夢と再会し「超小型人工衛星だったら…今の私たちでも宇宙を目指せるかもしれない…!」と2度目の青春が始まるストーリー。天文部の同級生4人を木竜、森田望智、片山友希、伊藤万理華が演じる。
木竜演じる望月は、大阪の広告代理店勤務の30歳。社内では若手が目指すべきロールモデルと言われ、社員代表として会社の採用サイトにも載っている“できる人”。と言われつつ、周りの期待に応えようと日々必死。何が自分の言葉で、思いなのか、よくわからなくなっている人。高校時代は宇宙が大好きで、よく天体観測に出かけたが、大人になってそんなことをすっかり忘れていた。ひかり(森田)との再会で、ふたをしていた〈宇宙〉への思いが少しずつあふれ始める。
■木竜麻生コメント
――人工衛星を作ることにより、宇宙への夢をはばたかせていく望月飛鳥とは、どんな人物なのでしょうか。
物語のはじまりで飛鳥は社会人9年目。上司と後輩の間に挟まれて、日々目の前の仕事に打ち込んでいます。周囲の人たちが求めることを察知しようと頑張ってしまうし、「自分がこの立ち位置にハマればうまく回るんだろうな」ということを常に考えている人だと思います。
だからつい、ひとりで仕事を抱え込んでしまいがちだけど、これも飛鳥が30歳までの人生で自然と身につけた処世術なのかも。彼女なりの経験則とコミュニケーション術で、意外とそつなく、普通に生きてこられた人なんじゃないかと想像しています。
そんななか飛鳥は、高校時代の天文部の仲間たちと再会して「ああ、私そういえば宇宙が好きだったんだ」と思い出します。高校を卒業してからの飛鳥は、蓋を開けられるようなところからはかなり離れた場所に「宇宙」の箱を置いてきていたんだと思います。
ところが、ずっと連絡の途絶えていたひかりが目の前に現れて、その箱のふたを開けられてしまいます。ひかりや天文部の仲間たちとの再会をきっかけに、これまでふたをしてきた飛鳥のなかの熱量が少しずつ少しずつ、放出されていく。そのプロセスを丁寧に演じたいと思いました。
――ドラマの中の飛鳥は30歳。演じられる木竜さんも同世代ですが、「30歳」という年頃についてはどんな思いがありますか?
私が高校生ぐらいの時は、「30歳」と聞くとものすごく大人だと思っていました。でもいざ自分がその年齢になってみると、そうでもなくて。先日、高校生時代の飛鳥を演じる田牧そらちゃんと30歳のイメージについて話していたときに、そらちゃんに「私を見て。30歳ってこんなもんだから」と言ったぐらいなので(笑)。
でも、人って、その時はその時なりの、精いっぱいの悩みを抱えているものなんだなと実感しています。私の場合は30代に入った頃から、あきらめ……と言ったら語弊があるかもしれませんが、無理して持たなくていいものを手放していく作業ができるようになりました。自分の「容量」を知ることで、10代の頃よりはもう少し自分のことを大事にできる人間になれているかな、なりたいなと思っています。
――第1話で天の声が「大人になるにつれ、この世界の重力は少しずつ大きくなっている……気がする」と語りますが、このドラマの中で描かれる「重力」の正体は、なんだと思いますか?
ドラマ冒頭の飛鳥でいえば、「No」と言えないとか、「大丈夫、大丈夫」とつい笑顔で言ってしまう感じとか。生きていくなかで、自分の選択や、いま目の前にある仕事、人間関係、それから自分自身の思考や行動から、知らず知らずのうちにちょっとずつ(自分の本当の思いとは離れて)大きくなっているのが「重力」なのかなと思っていて。
誰かに「やれ」と言われたわけでもないのに、やってしまう。自分が置かれた場所で生きていくうえでの「折り合いのつけ方」みたいなものも、「重力」と言えるのかもしれません。
そうした重力を抱えつつ、飛鳥は人工衛星という目標に向かって突き進んでいきますが、この物語は「夢を持って実現に向かえば、全てが軽くなる」と描いているわけでもないと思っています。
昨日より今日のほうが少し軽い気持ちになれたり、以前よりもちょっとだけ「重い時間」が短くなるとか。そのぐらいでも十分だったりするのではないかな。
何か大きなことではなく、小さな変化の積み重ねで自分の機嫌をとれるようになることが大事なのかなと思っています。飛鳥としては、小さな進み方でも、彼女の生きる先が少しでも光っていくならば「上出来!」と思います。
――ドラマの語り、柄本佑さんの「天の声」はいかがですか?
ずっと台本の「天の声」の部分を、想像で柄本佑さんの声を当てながら読んでいたので、出来上がった映像で初めて柄本佑さんの声を聴かせていただいて「本物の天の声だ!」と思って。コミカルな部分と、距離感を保って話す部分と、シーンに応じてすごく柔軟にメリハリをつけていただいて、純粋に感動しました。
天の声が飛鳥の気持ちを代弁してくれたり、寄り添ってくれるシーンも多いので、柄本佑さんの声の表現に大きく支えていただいています。
――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
月曜日から木曜日までの夜の15分、視聴者の皆さんの生活に寄り添うような時間帯に放送されるので、何も考えず、ふわっと見ていただけたら。
「小さな一歩」を積み重ねていく登場人物たちを、大手を振って応援するというよりは、小声で「がんばれ」と言いたくなるような作品になっていたら、と願って演じました。
皆さんの生活の中に私たちがフィットしていくように届けられたら、うれしいです。
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