維新3氏が離党届提出、藤田氏の党運営に不満 吉村代表「翻意促す」

2025/09/08 20:29 

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 日本維新の会の守島正、斉木武志、阿部弘樹の衆院議員3氏が8日、離党届を提出した。守島氏らは記者会見し、8月に発足した藤田文武共同代表の党運営に対する不満などを表明した。

 維新の吉村洋文代表は会見で「維新を信頼して投票した人たちに対する背信行為にもなる。1週間程度期間を置いて、翻意をうながしていきたい」と述べた。

 一方、守島氏は、藤田氏が維新について「保守政党」と明言しているとして「イデオロギーに寄らない政党だと思っていたが、大きな方向性が異なってきた」と指摘。3氏は今後、衆院会派を結成する方針で、新党結成も検討するが「今立ち上げる状況にはない」とも述べた。

 守島氏は大阪2区選出で、前原誠司前共同代表の下で、選対本部長代行を務めた。斉木氏は比例北陸信越ブロック選出で、今年8月の党共同代表選に出馬したが、衆参両院議員57人による投票の結果、得票は7票で、49票を得た藤田氏が選出された。阿部氏は比例九州ブロック選出。【園部仁史、安部志帆子、岡崎英遠】

毎日新聞

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