豊田真由子氏、参政党役員に就任「政策立案に協力」 過去に自民離党

2025/09/08 19:32 

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 参政党は8日、党の常任役員に当たる「ボード」の新メンバーに元自民党衆院議員の豊田真由子氏を起用したと発表した。政調会長補佐を兼務する。神谷宗幣代表は同日の記者会見で「スタッフとして政策立案をお願いする。(選挙の)候補者として招いた形ではない」と説明した。

 豊田氏は厚生労働省の官僚出身で、2012年衆院選で埼玉4区に自民党から出馬し初当選。17年に秘書への暴言・暴行問題が発覚して離党し、同年の衆院選に無所属で立候補したが落選した。近年はテレビのコメンテーターなどメディアでも活動していた。

 豊田氏は会見で「参政党に疑問を感じる人もいるかもしれないが、神谷代表からは専門性を生かしてデータやエビデンスに基づいた説得力のある政策を、党員やサポーターの声を最大限くみ取りながら作ってほしいと言われた。ぜひ頑張りたい」と語った。【田中裕之】

毎日新聞

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